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「Anna(Go To Him)」ホントはこんな風に歌ってんじゃねぇのか?【ビートルズ全曲歌詞和訳チャレンジ】

ご機嫌いかがでしょうか。

絶賛自己満足中の
ビートルズ和訳連載。

今回もいきますよ。

今回はファーストアルバム
「プリーズ・プリーズ・ミー」
その3曲目、

「Anna(Go To Him)」です。

このファーストアルバム、
オリジナル曲とカヴァー曲が
半分ずつ収録されております。

これはそのカヴァー部分最初の1曲。

ジョン・レノンさんは
レコーディング当日、
酷い風邪っぴきだったらしく
よく聴くとかなりな鼻声です。

しかしこの曲の雰囲気に
アンニュイな鼻声がマッチしてます。
オリジナルよりも
ずっとカッコいい出来ですね。

さて、
そのアンニュイな歌詞の内容、
こんなんですわ。



「Anna(Go To Him)」
(マジか。ならしゃぁないな)


Anna...
you come and ask me, girl...
to set you free, girl.

アンナちゃん。

わざわざボクんとこに来て
何を言い出すのかと思ったら
「もう、私を
自由にしてくれる?」って?!


You say he loves you more than me,
so, I will set you free
... go with him... go with him.

「あのひとの方が
私を大事にしてくれるの」って?!

マジか。そりゃしょうがねえな。
自由にしてやるよ。

行っちゃえ、行っちゃえ。
アイツんとこに。

Anna...
girl, before you go, now...
I want you to know, now,
that I still love you so,

アンナちゃん。
行く前にちょっと聞いてくれる?
そうは言うけど、
ボクは今でも君のこと、
ほんっっとに愛しているんだよ。

but if he loves you more...
go with him.

それでもアイツのほうがすっごいの?
え?マジで?ならしゃあない。
行っちゃえ、行っちゃえ。
アイツんとこに。

All of my life I've been searching for a girl
to love me like I love you.

ボクはね、ずっと探してきたんだよ。
ボクが君を愛するくらい、
おんなじくらい、
ボクを愛してくれる女の子をね。


Oh, now.. but every girl I've ever had
breaks my heart and leaves me sad.
What am I, what am I supposed to do? Oh...

なのにさあ。
今までの女の子みんなが
ボクを傷つけて泣かせてどっか行っちゃうのよ
どうすりゃっ?どうすりゃいいのさ、
ボクは?!はぁぁぁ。

Anna...
just one more thing, girl --
you give back your ring to me,

アンナちゃん。

最後にひとこと。
ボクがあげた指輪、
返してくれる?あ、返してくれるんだ。マジか。


and I will set you free...
go with him... go with him...
You can go with him, girl...
go with him.

じゃあ、いいよ。
行っちゃえ、行っちゃえ。アイツんとこに。

どこへでも行っちゃいな、アイツと一緒に。



こりゃまたひどい話です。


いくらなんでも
デフォルメしすぎだ、
なんてビートルマニアから
あらためてお叱りを頂きそうですね。

でも、
ジョン・レノンさんの
情けない鼻声なヴォーカルを聴くと
こんなダメなオトコの歌に
聞こえてしまうんですよね。


はあ、なんとも情けない。

でも、ポップミュージックの王道は
ラブソング、しかも
失恋の歌と相場は決まってます。


さて、
次回はアルバム4曲目
「Chaines」です。

鎖、ですわな。

どんな歌詞なのか。
お楽しみに。

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