見出し画像

コウシロウがいなくなって1年が経ちました

どうも、ウクモリ ヒロオです。

昨日はホンドギツネのコウシロウ君の命日でした。天に旅立って1年。あれからもズーラシアには行き続けていますが、ホンドギツネの展示エリアの前に行くと、今でもコウシロウが出てくるんじゃないかと思ってしまいます。

思い出してみれば、ズーラシアに写真好きな音楽仲間と行ったのが5年前。その時にコウシロウと出会い、あまりの可愛さに1人で行くことが増えました。年パスを買ったのも、コウシロウがいたからです。昨年、献花のために訪れたズーラシア。多くの花々と写真で埋め尽くされた献花台を見て、彼が愛されていたことを改めて実感したことを覚えています。

レアキャラとして有名だったコウシロウ。彼の姿をひと目見ようと、私も行くたびに何時間も待ちました。一瞬だけ出てくる彼は、ズーラシアの園長にとってもレアキャラだったようで、Twitterで2週間見なかったことがあると語っていたことがあります。ただ、待ち続けた末に出てきた時の可愛らしさにノックアウトされてしまうからこそ、また会いたいなと思ってしまいます。

私は彼と出会ったからこそ、動物園という場所がとても楽しい場所だと知ることが出来ました。そして、家族連れがキツネがいないと言いながらどんどん通過する中で待ち続け、ほんのわずかな時間の出会いを楽しむ。今では他の動物に接する時にも、同じように良い表情が観れるまで待つケースが増えました。何度も言いますが、コウシロウとの出会いが私の性格やモノの見方、その他さまざまな面を変えてくれました。

先日、ひさびさに後輩ホンドギツネのカズオ君に会えた時、彼が公開直後と比べて表情が穏やかになっていることに気付きました。人に全く慣れずに過ごしてきたので、日中はほとんど我々からは見えない飼育舎の入り口付近で過ごしている彼。コウシロウ以上にレアキャラ化してしまっています(笑)
ただ、ズーラシアのファンはそんな姿に愛情を注ぎ、確実に現れる閉園前の夕方の一瞬のために飼育エリアにやってきます。

隣にいる、二ホンツキノワグマのメリーさんのとても大らかな姿とのコントラストがとても面白く、カズオ君がいつの日かもう少しだけ頻繁にエリア内を走り回って欲しいな・・・欲を言えばコウシロウが好きだった丸太付近で休んで欲しいな・・・と思うばかりです。

今、少しずつではありますがズーラシアの動物たちの名前が分かるようになってきました。例えば、セスジキノボリカンガルーであれば、一目耳の形状を見て、タニかモアラか、どちらかが分かるようになりました。昨年誕生したキリンのエレンとカナトも、同じように角の形状で判断できるようになりました。当然ながら、名前を覚えるキッカケになったのは、あの可愛いキツネはなんていう名前なんだろうという、自然の問いから始まりました。

色々なキッカケを作ってくれた、コウシロウ君。
天国では全力疾走しながら仲間と遊んでいるかと思います。
思い出をありがとう。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?