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Jason Bielerはやっぱり奇才だった

どうも、ウクモリ ヒロオです。

私のnoteをお読みいただいている方で、Jason Bielerという名前を聞いて分かる方・・・おそらくはいないと思います。1990年代前半に米国で活動していた、Saigon Kickというハードロックバンドのヴォーカリスト/ギタリストです。

実はOzzy Osbourneの1回目のフェアウェルツアー時の前座として、武道館で演奏したこともあります。これを聞いて、「ああ、あのバンドか」という方が1~2名くらいいるかもしれませんね(笑)

ひっそりと再結成、再解散していたバンド

実は数年前、Saigon Kickが突如として再結成していた時期があります。メンバーのうちドラマーのPhil Varoneは、Jake.E.Leeバンドなどでも活動する一方で、コメディアンとして大活躍していたので、彼が再結成に加わった時には相当驚きました。

ただ、残念ながら再結成Saigon Kickは数回ライブを行っただけで消滅。昨年、その時のツアーTシャツが公式通販でたった5ドルで売っているのを見つけて、すぐさま購入。ようやく買えた彼らのマーチャンダイズ、とても大切にしています。

そもそも彼らを知ったのは、1990年に遡ります。当時アメリカに住んでいた私は、高校卒業直前から小さなライブハウスに行くようになっていました。RATTがクラブツアーで地元にやって来ると聞き、すぐさまチケットを購入。サポートアクトとして書かれていたSaigon Kickというバンドについては、予習するためにCDを探しましたがどこでも売っておらず。正体不明のバンドとして、ライブ当日を迎えます。

早め…といっても開場1時間前に到着した私は、200名しか入らないライブハウスの最前列ど真ん中に立つことが出来ました。そして始まったSaigon Kickの演奏。その独創的で掴みどころのないショウに魅了されてしまいました。

あとで知りましたが、そのライブ時点ではCDは発売されておらず、のちにLAのタワーレコードで偶然ファーストアルバムを見つけるまで、かなりの期間があったように記憶しています。
そのCDを聴き、「New World」という曲で発揮されている、Jasonの音楽性の高さに魅了されたのは言うまでもありません。

その後、アルバムは全て揃え、バンドが消滅したのちもJasonが結成したSuper TransAtranticなどのアルバムもほぼ全て揃えています。

突如として発表されたソロアルバム

長い前置きが続いてしまいましたが、そんな彼が今年、JASON BIELER AND THE BARON VON BIELSKI ORCHESTRAとして3年ぶりにソロアルバム「SONGS FOR THE APOCALYPSE」を発表しました。ここ最近、新譜を買い控えていた私でしたが、この作品は即決で購入。

アルバム全体を通じ、彼の真骨頂である美しいコーラスを伴った楽曲で魅了されました。そして、Saigon Kickのような良い意味での雑多感が心地良かったです。たしかにオーケストラのようなサウンド。自分にとっては嬉しい1枚になりました。

特に気に入ったのは、ラス前の「Very Fine People」は、彼の真骨頂ともいえる美しいメロディが特徴的です。もし、この投稿を読んで気になった方はリンク先の楽曲に触れていただければと思います。ちなみに1番好きなSaigon Kickのアルバムは、2ndの「The Lizard」です

良い1枚に出会ったことに感謝しつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読み、ありがとうございました。感謝!

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