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あがいてみること

どうも、ウクモリ ヒロオです。

気が付けばもう少しで週末が始まるわけですが、この1週間はどちらかといえば、ここ数年で培ってきたノウハウを駆使しながら行動する毎日でした。
私は大手のオフィス家具メーカーから松山工業に転職して、20年近くなりますが、毎日、毎週、毎年・・・本当に面白い変化が起こって楽しく過ごしています。

当然、厳しい状況に追い込まれることもありますが、タイトルの通り「あがいてみること」によって、新たな扉を見つけ続けた20年間だったようにも感じます。

ここ最近、新たなご相談をいただけるようになったのは、周りからどんなことを言われようとも、従来のやり方に固執することなく突き進んだ結果でもあります。失敗することがほとんどだった時期もありますが、失敗したからこそ学んで、次で失敗しないよう気を付けるようになりました。

今だからこそ言えますが、10年前は樹脂加工品が出来るといいながら、知識がないので見積を提出しても受注に結び付きませんでした。価格が高いのか安いのかも分からず、しかもその加工方法がお客様にとって最適な提案かどうかも不明瞭なまま、失敗し続けていました。

この状況が変わったのは、あがいたからです。

今、私が担当する案件は、ほとんどの場合は製品化が始まる段階からご相談をいただくようになりました。試作から量産に至るまで、ほとんどの場合は同じ加工方法にはなりません。試作であれば切削で、量産であれば射出成形で・・・などと、適切な材料選定しつつ進めるようになると、お客様から喜んでいただけることが多くなってきます。

そして、ただ単に樹脂製品を提供するだけでなく、その前後の広い範囲で対応出来るようになれば、お客様の作業時間やトータルコストの削減につながることから、お話を聞いた段階で弊社が出来ることを「掛け合わせていく」ようにもしています。

樹脂加工品が出来上がった後の、アッセンブリーが出来る会社も紹介できれば製造管理が大幅に楽になります。
また、樹脂加工品を作る前に、原材料メーカーと共同で最適な材料が開発できれば、商品としての価値が上がるだけでなく、品質面での担保につながることも期待できます。

この事例だけでなく、あがいたからこそ見つけたことがいっぱいあります。
今、日本は世界から多くの分野で遅れがちになっています。私はかなり前から感じていましたが、メディアまでもが日本の物価や賃金が上がらないことに、疑問を投げかけるようになり始めています。

私は、物価や賃金が上がらない一番の原因は、価値を生み出せていないからだと思っています。足元にヒントがいっぱい落ちているのに、皆がそれに気づけないほど麻痺・疲弊してしまっています。
しかも、他の少しだけ幸せそうな人を見て羨ましがるけれども、今の自分にある程度満足してしまっている人も多いように感じます。

最近は、この点に気付き始め、状況を変えたいと思う人が増えてきたことも事実。だからこそ、ご縁を大切にしながら、正道を歩みつつ、未来をあきらめず、あがき続けたいと思います。

こんなことを感じた週末一歩手前。
皆さん、良い週末をお過ごし下さい。
そして、最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!


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