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なるほど、「四方芳し」か。取り入れよう。

どうも、ウクモリ ヒロオです。

先日、新聞を読んでいたら仙台市で「仙台市四方よし企業大賞」というコンテストが、2016年から開催されていることを知りました。四方よしと聞き、とても素敵な取り組みだなと感じました。

「三方よし(三方芳し)」という言葉を聞いたことがあるという方は、かなり多いんじゃないかと思います。三方、すなわち売り手買い手世間にとって良い商いをすることが大切だと近江商人の中村治兵衛が、江戸時代に孫に伝えたといわれる言葉です。

「四方よし」は、その三方に加えて働き手を加えたもの。

売り手よし
買い手よし
世間よし
働き手よし

この四つが充実しなければいけない・・・ある意味でワーク・ライフ・バランスという言葉を加えた、企業として今あるべき姿勢を表わしたものではないか・・・そんな風に受け止めました。

私はこの20年で軸となるキーワードがかなり変化してきましたが、ここ数年は松下幸之助も大切にしていた、共存共栄という言葉を重んじるようになりました。なので、四方よしという言葉は、共存共栄を果たすために何が必要なのかを、より具体的な方向性を示すものであるとも考えました。拡大解釈すれば、世間よしという言葉は、「持続可能な社会の実現にとって」という側面でも捉えることが出来ます。だとすれば、私の会社にとって目指すべき状態を示す言葉になります。

会社が時代にマッチしているかどうか、その点を含めて四方よしが実現出来ているかが、企業が生き残る上で重要なポイントになってきています。実は昨日ある情報誌で、社員の離職率が高い会社の特徴に関する記事を読んだのですが、経営者が変化に気付き行動しているかどうかが、大きな分岐点になっていると書かれてました。

会社の主役たる、平成生まれの方がすでに30歳を過ぎているにもかかわらず、昭和スタイルを維持している会社は特に危険だとも・・・。私は確かにそうだなと感じました。

私の会社はここ数年、ありがたいことに離職者ゼロの状態が続いています。昨年、家庭の事情で遠方に引っ越した社員がいましたが、在宅勤務が出来る状況にしました。あの時は上長からオンライン環境改善の提案があり、退職予定日3日前に逆転劇が起こりました。私にとっては本当に嬉しい出来事として、深く心に刻み込まれています。

すでに育休からの復帰や、子育て世代への配慮、そしていずれ到来するであろう介護休職者に関する対応。先述のケースは、そういった様々な面で突破口が見えたことを、会社全体で共有することにもつながりました。

四方よし・・・私はこの言葉を、共存共栄という軸のもとで実践したいと思います。元々、社員の幸せについては常に考えていましたが、こんな良い言葉と出会えるとは思ってもみませんでした。ありがたい限りです。

こんなことを考えつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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