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2歳の子供と行く台湾旅行

ちょっとしたまとめ

専業主婦をしていた奥さんが再就職することになった。
働き始めたら次いつ旅に出れるかわからない。
「今のうちに旅に出よう」ということで、急遽台湾へ行くことにした。

2歳と行く初めての台湾旅行。
いつものようにトラブルばかりの旅だった。

台北101で迷子になるとこから始まり、
トイレの非常ボタンを押してあらゆる人に心配され、
九份では階段から転げ落ち、
夜にはベッドから転げ落ち、
熱湯スープをひっくり返して(となりにいた僕が)火傷する。

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子供が生まれる前の旅は、こんなハプニングはなかった気がする。

電車内ではゆっくり眠れて、
飲食店ではゆっくり座れる。
朝早くから夜遅くまで観光できるし、
歩きたい方向に向かって歩くことができる。

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子供がいないときは『予定通りの予想通りの旅』だった。
行きたい場所にちゃんと行けて、見たかったものがちゃんと見れる。思い描いた通りの旅が、そこにはあった。

子供ができてからは予定通りに行くことなんてほとんどない。
歩いてくれないし、逆の方へ走っていくし、いつのまにかいなくなるし、泣いてる声で居場所がわかる。

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でも、その分だけ予想もしない思い出ができていく。
予定にはない、予想もできない思い出って、実は何物にも変え難いステキな思い出なんじゃないだろうか。

子供との旅は大変だ。1歳とはまた違う大変さが2歳にはある。
でもこの不自由さをいつか懐かしむときが来るのかもしれない。
予定通りの、予想通りの旅をし始めたとき、今日の台湾旅行を思い出しては「あの頃も良かったよな」と2人で言い合える日が来るのかもしれない。

今は今しかできない旅をしていきたい。
もっともっと旅がしたくなった、真夏の台湾旅行だった。

台湾旅行の思い出ハイライト

思い出に残ってること。

台北101

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台北101では展望フロアまで登って台北の街を見下ろした。
「高いところから都会の町並みを見下ろすなんてスカイツリーと同じかな」と思っていたけど、『街が違えば景色も違う』という当たり前なことに気づいた。

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高い場所の窓ギリギリから街を見下ろす息子氏。
全く怖くないらしい。
走り回って、「シャイシャーイ!」と叫んでいた。楽しそうで何より。

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写真はスーパーで大人気の息子氏の図。

十分

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線路沿いの町、十分ではランタンに絵を描いて空に飛ばした。

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息子氏も思い思いに描いていた。
大胆な画力が素晴らしい。

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周りのランタンを見ていると、しっかり飛び立てずに燃え尽きているランタンも結構ある。
この『確実に飛ばない感じ』が「逆に願いが叶うかもしれない…!」と思わせてくれた。

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写真はランタン屋のお兄さんに可愛がられすぎて戸惑う息子氏の図。

ランタンを飛ばしたあと、『免許不要・ヘルメット不要』で借りれるレンタルバイクを見つける。
アジアに行くと小さいバイクに家族みんなで乗っている姿を良く見ていた。

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「僕もアジア人になりてぇ」ということでバイク3人乗りで田舎を走り、滝を見に行った。

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ちなみにバイクに乗るのは10年以上前に車の免許を取ったとき以来。
こういう少し危険なのをやるかどうかは人によって分かれるところだけど、僕はやる派。体験主義。

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息子氏は「ブーブーバイク!ブイーン!」とはしゃぎながら、満足したのか帰りには( ˘ω˘)スヤァ…と寝てしまった。写真はすでに寝ている。

九份

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千と千尋の神隠しのモデルといわれる九份にも行った。

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予想以上に街が広くて、中々『雑誌でよく見る景色』に辿り着かない…
雑誌には載ってない場所のほうが圧倒的に多くて、「やっぱ行ってみないとわからないことってたくさんあるな」って思った。

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普段はあまり歩かない息子氏だけど、九份ではよく歩いていた。多分息子氏は階段を歩くのが好きで、階段だらけの九份が気に入ったのかもしれない。
すれ違う観光客に驚かれたり褒められたり動画撮られたりしながら、余裕が出てきた時らへんに階段から転げ落ちて、泣きながら帰ることになる。

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階段から落ちる前

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階段から落ちた後

あまり手をつないでくれない息子氏だけど、九份以来は階段やエスカレーターで手をつなぐことが増えた気がする。

夜市

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台湾に行ったら夜市に行くのが1番の楽しみだった。有名なのは士林夜市だけど、混みすぎで子連れにはキツイと聞いていたので饒河街夜市と寧夏路夜市に行ってきた。

真夏の台湾の熱気
夜市に来る人の熱気
夜市の焼き物屋台の熱気

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とにかく暑いんだけど、暑い中で食べる熱いものも、暑い中で食べる冷たいものも、何故だがとても美味しく感じる。
息子氏も(主に台湾かき氷を)たくさん食べていた。麺好きの息子氏には台湾料理は合っていた気がする。

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夜市には子供が遊べるレトロな遊戯がチラホラあって、普段日本では入れないお金を入れて遊ばせてあげた。
このピンボールみたいなのをしてるときも楽しそうだった。「ぼくビヨンビヨンしたくなっちゃったな?」という息子氏の良い顔が見れちゃうと、親としてもまたやらせてあげたくなってしまう。これが課金というやつか。

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夜市ではおもちゃも売られていて、息子氏は毎回「あそこ!行く!」と食いついていた。
思えば自分も観光地にある『観光地と関係のない良くわからない剣』とか好きだったなーと思い出す。子供にとっては台湾のものかどうかなんて関係ないもんね。欲しいものに忠実で何よりです。

おわりに 台湾の子育て・日本の子育て

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台北の移動は大体電車とバスだったのだけれど、息子氏といると必ず席を譲ってもらえた。お菓子も時々もらってた。
息子氏は『時々叫んじゃう系男子』なんだけど、台湾の人はそんな息子氏を見ても微笑んでくれることが多い。

日本に帰ってから、空港ラウンジを使ったときのこと。近くにいた別の子供が泣き始めたとき、周りの日本人が子供をキッと睨みつけていた。
このとき、「あぁ、台湾が懐かしいな」と思った。台湾人は子供に本当に優しかった。

家族の視点で旅した3日間の台湾旅行だった。また3人で旅がしたくなった。

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