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重量感すごい!「LNG船」(カタールプロジェクト第1期用)のラジコンを作ってみました。​

■ モデルの船

模型のモデルは、日本の大手船会社が共同で保有している『カタールLNGプロジェクト』の専用船です。
船体の上に見える5つのタコ焼きみたいな形のLNGタンクが特徴的ですね。
「モス球型」と言うタイプのLNG船です。

東京湾に入港したLNG船


■ 材料

船体:バルサ板
艤装:プラ板、プラ棒(タミヤ)
LNGタンク:プラスチックボール 8cm 5個*
    *このボールの大きさに合わせて船体の縮尺を決めることになる。

プラスチックボールはAmazonで購入
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■ 船体の作製

船体はラジコンの受信機やモーター、バッテリーが載せられるようなスペースを確保するために空洞にしつつも、必要なドラフト(船の沈み具合)を得るために、相当な重量のオモリを載せるので、しっかりと強固な構造にしなければなりません。

船体のみ完成

船体は主にバルサ板で組み上げていきます。
バルサは柔らかく、加工はしやすいですが、表面はザラザラ、デコボコなので、模型のパテを使って、表面を滑らかにしていきます。
(パテを塗ってはヤスリで削る。 この作業をひたすら繰り返します)


■ LNGタンクは半球ではない

LNG船の最大の特徴でもある球形タンクは、プラスチックボールの半球を使います。
でも、、
甲板上のタンクの形ですが、完全な半球では無いのです。
上甲板上は円柱形になっていているので、このプラスチック半球の下、8ミリを切り取り、円柱形にした部品と合体させます。
下の写真の一番右のタンクが合体後のタンクです。(それ以外は加工前の状態)

LNGタンクはプラスチックボール


■ 細かな艤装

だいぶ出来上がってきて、それらしくなってきました。
船の細かな艤装品を作製していきます。
タンク上の「キャットウォーク」と呼ばれる通路、ウィンチ類やクレーン、パイプなどをプラ板やプラ棒を使用して作り込んでいきます。

甲板上構造体の完成


■ 塗装が一番大変

形が出来上がったら最後に塗装です。
この作業が一番苦手です!
下塗り(プラサフ)をしたのちに、マスキングして、エアブラシで塗装していきます。船体部分は、広い面を一気に塗り上げることが出来ますが、船橋部分は窓を黒色で塗装して表現するので、マスキングテープを細かく貼るのが非常にめんどくさい。でも塗り終わってマスキングを剥がした時のリアルな装いを見た時は感動しますよね。

塗装中の様子



■ 完成品

完成しました。
本物の写真と見比べてみて、どうですか?
1日1時間くらい、コツコツと作り続けて約2か月間の作業でした。

完成したLNG船のラジコン


■ 走航の様子

完成したLNG船ラジコンの初走航の様子です。
ちょいと画質が悪くてすいません、、
場所: 東京都木場親水公園


こういった貨物船の模型って、なかなか商品化されませんよね。
ましてやラジコンともなると、まず見かけませんよね。

ご覧くださいましてありがとうございました。

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