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【読書感想】無一文からのドリームを読みながら感じていたこと。

こんなに大人っぽい本を、8歳のムスコの読書感想文の自由図書にしてしまったお話。



読書感想文と聞くと、
どうやって800字を3枚も埋めよう?
となりませんか。

ワタシの場合なのですが、
小学2年生の時に書いた

「町長さんへ」

と題した作文に書いた"お願い事"が、

早い段階で叶ってしまった
エピソードがあって、



\ダメ元で書いてみるものだ/

と感じたことを今でも覚えています。



確か、実家近くの「七曲がり」という
細い細い通学路の数カ所にしか
街頭が無く、


日中も薄暗くて不審者が出やすいとか
火事が起きても消防車が入れないだとか

そんなようなことを書いたんだと思います。


今となって、
それがきっかけだったわけではないと
思うのですが、

ほどなくして早い段階で「七曲がり」に
大掛かりな工事が入ることになり、
大型車がやっと通れるくらいの道幅にまで
広がって砂利がキレイに舗装され、
新たに街頭が数カ所取り付けられました。

ワタシはそれで大きな勘違いを
したのです。

「自分の書いた作文で、願いが叶った」

って。


毎回夏休みに読書感想文をかくのは
とっても億劫だったけれど、

「作文は書き方次第で人を動かす影響力がある」


ということを身をもって体感することに
なった小学2年生の夏。


最初にどこで学んだか


処女作は母親から書き方を教わったことを
最近になって思い出しました。


母親が広告の裏に
大体の骨格を殴り書きしながら、
沢山の二重線がつけられて
接続語が何回も書き換えられた下書き。


「そこでどう思ったのか?」
「思って何をしたいのか?」を

何回もヒアリングされて上書きされ、

「ベースは母親が書いた読書感想文」が

たくさんたくさん校正されたのちに、
2人の共同作業的な作文が完成したのです。

母親にお手伝いしてもらうのは
本来はダメだったかもしれないけれど、

「学ぶ」ことは
できる人のマネから入ることは
どの分野でも共通しているし、

その入り口を間違えると、いつまでたっても
正解がわからずに、膨大な時間がかかることも
40年以上生きていると分かってきます。


たまたま偶然、
運良く町長さんの目にとまり、
私の作文に
何かしら町長さんが思うことがあった、

そう前向きに解釈してしまっていたことは
意外にとても大きかったのではないかと
今になって思います。

「作文は億劫だけど、人の心を動かせる」

今でも母親に指導してもらった時のことを
鮮明に覚えていることは不思議です。

昨日食べた晩御飯もうる覚えだというのに。

さて、息子に教えなきゃ。


オトナになった現在。

段落も行替えも句読点も、イマイチ理解
してなさそうな8歳の息子がおりまして。


いやいや、当たり前でした...
ワタシ一度も見てあげたことがなければ
教えてあげたこともありません。


学校の授業で数回やった程度では
なにも掴めていない様子。

そこで2021年夏休みの宿題は
迷わず読書感想文を選択することにしました。


おそらく今彼が一番好きなもの
【youtube】絡みの分野から
ピックアップした本。


なかなかの大人っぽい書籍にしてしまい
先生に怒られてしまうかもしれないけれど、
先の見えない令和に生きていくのに
大切な知識が詰まってると確信しました。


「無一文からのドリーム」
著者 ラファエル
宝島社
モデルプレス


ラファエルさんの生き様


一言で言えばラファエルさんの生い立ちから
現在に至るまでのお話です。

ワタシがすっかり関心してしまったのは...

まだ読めない漢字がたくさん出てくるので

200頁以上を息子のためにワタシが
音読することになったのに、

その「読みやすさ」だったのです。


無一文からと唱えるラファエルさん。
本当に努力の人でありながら
若い時からPDCAをぐるぐるまわせる賢い方で、

・人に好かれる能力
・お面とグレーのパーカー
・超絶前向き思考

という唯一無二のブランディングや
先見の明が秀逸すぎて、

ハングリー精神の対極にいる
我がムスコ宛に
令和らしい生き方のひとつとして
すごく参考になった指導書となり


読書感想文の書き方指導を
ワタシの母親になぞりながら

夏休みの宿題も
お盆前にやっつけることができた以上に

ワタシが得るものが一番大きかった、
というお話です。


ご興味のある方は
是非手に取ってみてくださいね。



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