10/25(日)菊花賞全頭回顧

皆様こんにちは。まずはご覧頂きありがとうございます。
私自身としては、秋華賞に続き、菊花賞もクビ差で外してしまいましたので、全頭回顧を行いました。。
自身の感情的な部分や各場によって分量の際などあり、皆さまの参考となるがわかりませんが是非お読みいただければと思います。
至らない点もあるかと思いますが、ご容赦頂ければと思います。
皆様からのコメントやご指摘等ございましたらいただけると幸いです。

1着:コントレイル

好スタートを決めると、3列目7番手あたりにつける。1週目の坂のくだりに入るあたりから、横にアリストテレス、後ろにはヴェルトライゼンデ、サトノインプレッサがマークする形になる。1週目の正面ではディープボンド、ダノングロワールの後ろで折り合う。
終始、行きたがるそぶりを見せるもガロアクリークとディープボンドの後ろでなんとか折り合う。3角から徐々に上がりはじめ、4角ではディープボンドがガロアクリークを内へ入れ、できるだけ外へ膨らまないようあけてくれたスペースから抜け出すと、直線を向いた時点では先頭のバビットにほぼ並び、そこからはアリストテレスとの叩きあいになるも、クビ差で勝利し、3冠達成。この馬の底力を見せた。
菊花賞の3000は、コントレイルにとって、ベストな距離ではないもの勝ち切ったこと自体に価値があると思います。コントレイルのところに書くことではないかもしれないが、3冠達成の裏には、キメラヴェリテがバビットに逃げさせなかったこと馬群を縦長にしたことや、ディープボンドのお膳立てがあったことも覚えておきたい。ダービーと同様にこの舞台に3頭出走させること自体が素晴らしい。
上記のようにコントレイルをアシストする馬がいることは予想できましたが、逆にコントレイルをマンマークするアリストテレスのような馬がいることは、予想できませんでした。

2着:アリストテレス

スタート後、内の馬を前に行かせるとコントレイルの隣を終始マンマークするような形をとる。徹底した騎乗をしたルメールの凄さを改めて感じたし、それに応えた馬もすごい。3角でコントレイルに離されそうになるも、すぐさま反応し、直線での叩きあいに持ち込むと最後はクビ差の2着となった。上がりは、コントレイルを上回る35.1だったし、コントレイルに勝るような手応えを見せてくれた。コントレイルをマンマークするのは、ヴェルトライゼンデだと思ったが、まさかアリストテレスがマンマークしプレッシャーをかけ続ける存在となり、レースが進むとは思ってもいなかった。対抗評価まで、上げることができたので、馬券にも反映できれば良かったと、反省しかない。それでも皐月賞のコントレイルとサリオスにならぶ、名勝負だった。

3着:サトノフラッグ

スタートはやや出負けし、後方からとなった。道中では常に後方で待機し、うまく折り合えていたと思う。3角辺りから後ろにいたマンオブスピリットやブラックホールが先に仕掛け、ポジションを上げ、大外に出していったところをこの馬は、コントレイルとアリストテレスが通ったところを選択し、コントレイルと上がりタイの35.2で最後に垂れてしまったディープボンドを差し切り3着。皐月賞やダービーの雪辱を晴らした。
弥生賞までは、急坂の中山や緩い坂の東京でコースで好走していたが、今回の京都や福島などの平坦コースのほうが得意かもしれない。
菊花賞での関東馬の成績が悪いことやセントライト記念でバビットに負けたことから馬券的には切ってしまった。2週連続で国枝厩舎の馬にやられてしまった。

4着:ディープボンド

ディープボンドに関しては、レースのコメントというより、ディープボンドの役割に関してのレースコメントになってしまいそう。スタート後、すぐにコントレイルの前の位置をとる。(作戦なのか自然とそうなったのかはわからない。)そこからはコントレイルがかからないよう前に位置をとる役割を果たした。コントレイルのところに書いたが、3角当たりから位置を上げていき前にいたガロアクリークを抑え、コントレイルの抜け出す位置をあけた、その後は、3番手で粘るも戦前のコメント通りというか先に動いてしまった為、最後は脚が残っておらず、サトノフラッグに差されてしまった。最後は差されてしまったが、道中の働きを考慮して、4着に残ったことを考えればディープボンド自身の能力が高いことがわかる。コントレイル3冠達成の影の立役者といっても過言ではない。

5着:ブラックホール

スタートしてからはコントレイルとヴェルトライゼンデを見るような形でコントレイルの2列後ろの位置とった。道中は後方待機で脚をためていた。3角から後ろにいたマンオブスピリットが上がるにつれて位置を上げていき、4角から直線では大外へ進路を選択する。上がり4位の35.4を記録するも5着。ダービーでも見せたように後方待機からの直線一騎の戦法があっているのだろう。
藤岡兄のコメントは印象的。

6着:ロバートソンキー

これまでの戦歴通り、スタート後は後方、サトノフラッグの後ろの位置となる。1角からサトノフラッグと並ぶような形でレースを進め、向こう正面から内目に位置をとり、後方の馬が外に出していく中、この馬は内を狙っていく。上位入線した馬の中ではこの馬だけ内を進んできた。馬場が悪いところを選んだが上がりは5位の35.6を記録。
鞍上の伊藤騎手もこの日の騎乗はこの1鞍だけだったにも関わらず、人気よりは上位の入線と、前走の走りがフロックでないことを証明した。次走が自己条件になるのであれば、固い1頭であると思う。

7着:ヴェルトライゼンデ

スタート後すぐにコントレイルの後ろに位置をとる鞍上得意の最高の形になった。道中もコントレイルの後ろに位置し、進める展開となった。池添騎手のコメントにもあるように3角から先に動いていった。
神戸新聞杯でのこの馬やサトノフラッグのようにここで脚をため、直線を向いてから動いていけば馬券内入線があった可能性があったが、勝ちにいった分、早めに動いてしまい、直線で上がりの脚を使うことができなかった。

8着:ヴァルコス

スタートは若干遅め。スタート後はすぐに馬群後方の内に位置どる。最初の正面では実況のコメントに「ヴァルコス以外は内を空けています。」とあったように1頭だけ、内を進んでいた。1角では馬群に戻り、7、8番手と正面で位置を上げていたことがわかる。3角から他馬が位置をあげていき、先行馬が下がっていたことで、全体的には位置は下がらなかったが、コントレイルやアリストテレスよりは位置を下げることになる。4角終わりから直線で再び位置を上げ、直線では外目に進路を変えるも切れる脚はなく。8着と終わってしまった。道中のこの馬の展開からもしてもスタミナはやはりあるが切れる脚はなかったし、1周面の正面で1頭だけ内を進みポジションを上げていったことには謎が残る。前目で競馬をしたかったのだろうか。

9着:ガロアクリーク

スタートよくゲートをでると3,4番手の一番内の位置をとる。道中の4番手あたりで競馬を進める。3角当たりから外目に出していこうとするも後ろから来たディープボンドに蓋をされてしまい、外目に出していくことができず、馬場の真ん中を選択せざるを得なかった。最後はさすがに距離が長かったのか伸びずに9着。

10着:バビット

スタートはそれなりに出たと思うが、キメラヴェリテのほうがテンが速く2番手に。道中2番手で進め、特に他馬のプレッシャーもかからない展開になった。3角当たりからキメラヴェリテがバテテ下がっていき、4角から先頭にたったが、先行勢には厳しい展開だったか、最後は騎手のコメント通りバテテしまった。やはりキメラヴェリテの存在が大きかったのではないかと思う。

11着:マンオブスピリット

スタートからテンが遅く一番後ろからの展開となる。1週目の下り坂から正面で馬群の最後方に追いつく。正面から1角まで後方3番手、向こう正面から3角でさらに位置を上げていき、3角から4角でヴェルトライゼンデ辺りまで位置を上げる。4角から直線を向くところで大外へ持ち出すも、直線は伸びなかった。戦歴から京都合うと思って☆印としたが、このレベルになると能力が足りなかったか、距離が長かったか。

12着:サトノインプレッサ

今回もスタートでやや立ち上がってしまうも、出していきコントレイルの後ろに位置どる。気性が悪いのか、1週目の下り坂から正面、1角、2角とかなり首をふっていた。向こう正面からよく折り合えていた。3角から周りの馬が上がっていくにつれ、位置を上げていくも最後バテテしまった。さすがに中1週+距離3000は長かったか。鞍上にはダービーと菊花賞での経験を生かしてもらいたい。

13着:ディアマンミノル

スタートを出ると枠なり馬群の後方内に位置をとる。道中も後方で待機し、向こう正面でも動かず後方で待機。3角から動いていき、内へ進路をとる。直線序盤では進路がなかったようにみえ、外に出していくも、ここでは能力が足りなかったか。

14着:ターキッシュパレス

外枠からのスタートで、出していかずに後方からの競馬し、後ろから2番手に。あまり走りも安定していなったように見えた。3角から内に進路をとり、直線を向くとやや強引に最内へ出すも伸びず、見せ場もなく14着。現状ここでは力がたりなかったか。

15着:ダノングロワール

スタートよく出ると番手の内につける(5番手あたり)。その後も道中は内を進みロスのない競馬をしていた。3~4角の反応も悪くはなさそうではあったが直線は伸びなかった。条件戦であれば期待できそうな一頭である。

16着:レクセランス

スタート出ると出していき、3番手につける。道中もリズムよく番手を追走していたように見えたが3角辺りから早くも手応えが悪くなり、下がっていってしまった。松山騎手が継続騎乗しているから勝負できるのかとおもった。新馬戦から3連勝した時は強いと思ったが、現状では、OPレベルに出てきても狙えなそう。

17着:ビターエンダー

大外枠からのスタートでターキッシュパレス同様に出していかず、最後方に。形上は、3向こう正面からあがっていき、3角から最内をとり、直線も内を進路にとるが伸びずに17着。この馬は、後方で脚をためて直線ではなく、前で競馬をしてこそだと思っているので、今回は力を発揮できなかったと思う。

18着:キメラヴェリテ

スタートはそこまで良かったわけではないが、テンが速く、ハナをきる。正面では内をあけて先行し、1角当たりからラチ沿いを進む。3角で入った頃で疲れ切ってしまい。最後は回ってくるだけになってしまった。バビットを逃げさせなかった功績とコントレイルが直線で詰まらないよう、馬群を縦長にした功績は大きい。

次走の狙い馬

コントレイル:レース後の体調次第だと思うが、ジャパンカップでの3冠同士の対戦が見たい。
アリストテレス:今回のように相手なりのレースをするのであれば、ジャパンカップでも有馬記念でも楽しみな1頭。
ディープボンド:次走もコントレイルの後を追うのかはわからないがコントレイルのアシスト役から解き放たれるのであれば楽しみな1頭
ガロアクリーク、バビット:G2,G3であれば通用はしそう。
ロバートソンキー、ダノングロワール:次走が条件戦なのであればかなり通用しそう。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
最後に参考として私自身の印を掲載しておきます。

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