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読書感想文(2)


今日の退勤で読みきった本。

なんか私には白樺派とかよくわかんないし、この話を書くにあたって作者が号泣した話もいまいちわかんなかった。

主人公、夏子(のちの婚約者)、夏子の兄、ほぼ三人で構成されてるおはなし、言葉の使い方がすごく情景を想像できるというかなんというか、内面を言葉で表すのが上手で素敵だなっておはなしだった。

でもさ、愛って、人の死を目の当たりにしないと実感できないわけ?それならもはや錯覚じゃない?って

どの本にもあることなんだけどね、「登場人物の誰かが死ぬ」ってことは、よくあるのだけど、実生活で人の死と触れあって生きてないせいか、ピンとこない。

なんなら登場人物が死ぬまでの話が好きだった。

婚約者が死なず二人で幸せになるオチじゃだめだったりゆうって、なに?無常を訴えたかったわけ?

でもすきな表現はたくさんあって

主人公が婚約者を「おまえ」と書いて、返信に婚約者が「あなたのおまえより」って書いてあるとこだとか


自信の強いことはいいことだが、他人の長所を認めないことで無理に自信を作ろうとするのは醜い。他人の長所をどこまでも認め、又他人をどこまでも成長させて、他人の価値を十分認めての上の自信は美しい。しかし本当の自信が持てないものは、おきか他人の長所を見ずに短所を見いだしてはかなき優越感を楽しむ

これは20ページくらいのとこから引用した文章、シンプルに、そうだよな、と思わせる強さ。

もっと、内面の美しさを磨くための勉強をしようとおもった


まどたろう



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