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社会人クライマーのインスタライフのススメ

クライミングをしている時、動画を撮影していますか?
外岩はみんな撮影することが多いですが、室内では撮影しないことが多いんじゃないでしょうか?

動画撮影に抵抗感のある人も多いですが、短期間で強くなりたいなら、メリットがたくさんあるので、オススメです。

メリットその1 自分の登りを客観視できる。

もうこれが一番大事です。
同じ課題を複数人で登ることをセッションと言いますが、セッション効果で登れた課題ってたくさんありませんか?
動画撮影することで、「なぜ落ちたのか」を分析して、「改善策」を考えるスピードも精度もあがります。

落ちた時の原因としては
  1.ムーブが間違っている
  2.ホールドに届いていない
  3.ホールドを保持できていない
  4.重心位置を移せない

だいたいがこのどれかです。
動画撮影することで、自分のリーチとホールドとの距離感がわかりますので、ムーブ選択の参考になります。

また、ホールドに手が届かない。特にランジやコーディネーションの際には、手足、腰、目線がどうなっているかを確認してみてください。
出来ている人と比べると、たいがい何かが違っています。
でも、7割がた腰位置が壁から離れすぎてることが多いので、そこを中心に確認してみてください。

セッション効果ほどはなくても、動画を確認した方がこの登りの修正は早く正確になると思います。

メリットその2 モチベーションを維持できる

動画を撮影することによって、モチベーションを維持できる。
これが、動画撮影の大きな効果その2です。

クライマーにとって、メンタルはとっても大事です。
実体験として、メンタル面をコントロールしないと、高いグレードはできません。そして強いクライマーほど集中力の高め方とかが上手だと感じます。

そして、クライミングを上達する一番の方法は、「クライミングを続けること」であり、それを継続させるには「モチベーション」のコントロールが重要になります。

どんなスポーツでも、繰り返すと飽きてきたり、始めた時のモチベーションは続きません。続けるためには、自分でメンタル面をコントロールする必要があります。

野球選手だったイチローいわく、「モチベーションが低い時、それ以上下げないことが大事」だそうです。

モチベーションを下げないでいるために、何をするか?
僕の場合は、自分の達成感があった動画を見直すようにしています。

モチベーションが下がっている時というのは、達成感のある登りができていないときがほとんど。ケガなどの外的な問題もありますが、停滞期がつらい。同じようにトレーニングしていても、成長するどころか、前より弱くなった?と思えてしまう場面も多々あります。

それでも強くなりたいと思える時は、トレーニングに励むことができるのですが、モチベーションが下がると前向きにトレーニングができなくなります。

こういう時、僕は自分の動画を見返します。
直近の動画から、かなり昔の頃の動画まで。インスタなどに載せる動画というのは、大体自分の達成感を感じた動画がほとんどですから、その時の達成感を追体験する感覚です。

これを見るだけで、トレーニングの質が少し上がります。
人の動画をみても、モチベーションが上がる時もありますけど、凹んでいる時は自分の動画を振り返ったほうが効果があると思います。

この記事が、社会人クライマーの方に、少しでも役立ちますように。


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