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憧れの下呂 ワールドロック

アンセムの核心。ランジへの取り組みについて

ランジの一手でここまで何時間も打ち込んだのは初めてだった。
完登動画をみて、サイファーの出し方に違いがあると思い、最初の1時間くらいサイファーの動きに注目して頑張ってみたが一向に改善せず。
ホールドに指が届きもしないまま時間が過ぎていく。

ケガについて

その後調子が上がってきて、気合をいれて飛び出したら、ガバの左手がすっぽ抜ける。足から着地できてものの、吹っ飛んだ勢いでマット外の岩にケツを強打。悶絶。
動画見返したら、「パキ」て音聞こえてる。1日経っても痛い。一人岩場で涙にじませてた。

水フリクションについて

その後高度が改善せぬまま12時近くが過ぎる。この頃から、両手の保持感を見直していくのだが、どうもチョークをまぶしてもフリクションが向上しない。手脚がはじかれる感じは、むしろ感想しすぎてるのでは?と思い至り、ホームジムの店長の「水チョーク最強説」を思い出す。持ってきた色んなチョークを試したが、これが良かった!!
右手をガツンと持てるようになり、右手がホールドに届くようになる!

完登の時の集中力感

その後ホールドにも水を吹きかけて登ることで、かなり安定して右手が取れるようになった。が、振られで落ちるのか、十分な保持が足りないのか、結局ランジパートが成功しない。
まだ登る時間はあったけど、あと3回登って取れなかったら、今日は帰ろうと決めた。
結果的にはそれでもう一段階集中力が増したのだろう。
ラストトライで、ついに右手がホールドをミート。気がついたら、両足が切れて宙に浮かんでいる。持てたことに自分が一番びっくりしているが、「何が何でもここで完登するしかない」という冷静な部分が残っていた。
完登動画はいろいろと参考にしていた。特にソロでの上部落下した場合、かなり重大な事故につながるから、前日から予習していた。
これまでのハイボルの経験があったおかげか、恐怖心を押さえつけ、冷静にムーブを繰り出すことができて、完登。これまでの中でも抜群に集中できた登りだった。
そして、最近の不調を吹き飛ばす、気持ちのよい2段完登。
ワールドロックの平たい頂上は、今までで一番気持ちよかったかも!

動画の撮影失敗への絶望感

動画撮影はちょっと心配していた。
GOPROは調子が悪く、突然止まっていることが度々あったし、携帯の容量はいつもやりくりしないといけない状況だったから。
失敗動画集でも作ろうかなって、失敗動画もなるべく残していたから。。

でも、同時に2台とも撮れていないとは思わなかった。

達成感と喪失感でグチャグチャな感情でとりあえず動画を整理して、再登してみようとするが、ランジ前の初手を持った時点で「ダメだ。」ってなり、ひとまずレストを入れる。

イナバチョフさんと知り合えた

レストしようと思った時、インスタをフォローしてたツヨツヨクライマーのいなばちょふさんと遭遇。(高身長、マキタのでかい送風機をみて、間違いないと確信ww)
足りないマットを察して、さっそうと自分のマットを僕に提供してくれ、再登時にはご自身のカメラで撮影をしてくれて、降りる際には先回りしてマットをしいて降りる場所で待ってくれてるイケメンぷり。強いクライマーはいろいろカッコいいぜ。


プレジ(初段+)も触れた・登れた!

さらには、やってみたかったけどマット足りなそうで諦めたプレジの課題も、イナバチョフさんが「涅槃那5段」のルートと被るということもあって、登らせてもらえることに!
最初の完登で撤収してたら、こうはならなかっただろうから、あの時撮影失敗しておいて良かった。
※動画に移ってる方は、イナバチョフ氏ではない


最易はずが最難のモジョ

完登後、「もう一つ初段の課題ありますよ」とイババチョフ氏。時間は少しヤバイけど、2段、初二段と落として、最後に初段登るのも悪くない。
調べてなかったけど、上部が滑って怖そう。。今日のコンディションが感想してて、シューズのフリクションが滅茶苦茶悪く、プレジでも足が滑りまくって大変だった。
とにかくまずはお触り、と思ってスタートに立つも、序盤でケガしたお尻と、スタートの岩がジャストフィット。
上部もばらしたけど、案の定、勇気がないと落ちてしまいそう。ケツの痛みに耐えたあと、この動きができる気がしなくては敗退。

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