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小学校受験のプロセスで大切にしたい事は?我が家が心がけていた事とは。

お父さんです。

このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。

今回の記事について                                      
今回の記事は、小学校受験に向けてのプロセスについてです。
幼児教室(塾)に通い始め、色々と自分だけ特別な事をしている錯覚に陥りがちですが、親子で心掛けていたことや、とはいえ試験前の現実(実態)を書きたいと思います。
これから本格的に試験のプロセスが始まる皆さんにとって、皆さん自身のプロセスについて考える材料になればと思います。
皆さんの受験に向けた参考になれば嬉しいです。


さて、小学校受験に向けて色々と書いてきましたが、受験をするしないに関わらず家族として大切にしていた幼少期における我が家の方針を書きます。
いくつかあるのですが大きくは以下の3つです。

①きちんとした生活を送る
②自分で考えて選択する習慣をつける
③環境作りが大事

①の「きちんとした生活を送る」について。
子供として当たり前の事をやる事を意識していました。以前も書いた通り、小学校受験は特別な事でも無いし、逆に受験に失敗しても大した事ではないと少なくとも試験の2‐3か月前までは思っていました。したがって、受験直前でも保育園には休まずに行くし、寝るべき時間には寝るし(正直それでも遅めでしたが)、子供としての常識的な生活スタイルを守るという
基本を大切にしようと決めてました。

②の子供たちが自分で考えて選択できるような習慣をつける。
これは努力目標なのですが、環境作りを心掛けることです。子供なので教室になんとなく行きたくないとか色々な事があります。が、そういう時はなるべく「じゃあどうする?」という感じで、できるだけ時間をかけて一緒に話し合う感じにしました。

頭ごなしに親が決めてしまうと「どうせお父さんが決めるんでしょ」とか
「どうせこれやらなきゃいけないんでしょ」という感じで、何かあらかじめ決まっている正解を求めに行くというか、受け身で何かをやらされている感がどうしても出てきます。正直それはそうなのですが、できるだけ能動的に自分で課題意識をもって取り組めるかが非常に大切なのではないかと考え、できるだけ時間をかけるようにしました。

例えば「○○君とのかけっこに、あとちょっとで勝てるようになるじゃん?」とか、目の前の分かりやすい目標に細かく置き換えて子供の気持ちを乗せたりするのも常套手段でした。
小学校受験は親の受験と言われていますし、子供から
「慶應幼稚舎に行きたい」とは100%言うわけないです。その意味で、基本的に受動的な小学校の受験プロセスにおいていかに子供が能動的になれるかは、小さな目標設定にかかっているのではないかと思います。

③の環境作りについて
寝る時間になると電気を消して寝ざるを得ない状況に持っていくとか、気が散るようなアイテム(例えばテレビのリモコン)はできるだけ視界から遠ざけておくとか、ペーパーを机の上に置いておいて子供の目に入るようにしておいて、渋々でもやり始められるようにするとかの工夫です。
たとえ最初は渋々でも一旦やり始めるとこっちのものです。実は大きな気づきだったのですが、人間ってイヤイヤながらでも何かを始めると、そこからやる気が沸き出てくると思います。
とりあえずやり始める事が重要で、やり始めた事でやる気が出てくるという順番なのではないかと受験を通じて実感しています。大人も一緒で、

■やる気が出る⇒仕事を始める という順番ではなく、

■とりあえず始める⇒やる気が出る という順番ではないかと思います。

とはいえ、①、②、③のような綺麗ごとで全てが進む訳もありません。。。
理想と現実は往々にして全然異なるもので、我が家の場合では試験の3か月前の8月くらいからは、小学生とは思えない時間までペーパー対策をやったり、「早くやりなさい!」とか「なんでこの前やったのに間違うの!」などと親が怒鳴ってしまったり、「これ終わったらお菓子買ってあげるから早くやりなさい!」とか、完全に間違ったやり方で子供をなんとか勉強させようとしてしまいました。良くないやり方だと思っていても、焦りの方が勝ってしまい、本来あるべき親の姿勢ではないやり方で子供の事を追い詰めてしまう事もありました。

なんでそういう事になってしまうのかというと、やっぱり私や妻が我慢できないからです。親の都合で、子供を何とかコントロールしたいと思うからです。別に子供がやりたいと言い出した訳でもない試験で、親の勝手な思い込みや見栄や考えでやっている事にも関わらず、子供を怒鳴ってしまったり追い詰めてしまうのって冷静に考えると怖いです。もちろん子供のためと思ってやっている事なのですが、冷静に考えて「本当にこれは子供のためになっているのか」は常に意識しすぎるくらい意識したいポイントです。別の言い方をすると「親としてブレない軸があるか」だと思います。

小学校受験のプロセスを子供を巻き込んで始める前に、このについて夫婦で突き詰めて考えておく事を、私は強くオススメいたします。
何かあった時に立ち戻るべき場所を決めておくという事です。
そうでないと、理想と現実が乖離し始めた時に、子供を含めて不幸なことになると思います。
我が家の場合、小学校受験を始める時のお話を以前書きました。
例えばですが、お互いの役割を決めておくとか合格/不合格に限らない目的を決めるとかがあると良いのかなと我が家の反省を踏まえて書かせていただきます。

今回も記事を読んでいただき、ありがとうございました。

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