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紅一点…

“多くのものの中で、ただ一つ異彩を放つもの”

眠り通した この数日

夕刻 散歩がてら 公園に出かけた

誰も居ない公園
桜が終わり 
椿が美しい

咲き誇る 椿達

相変わらずの 虫目線
桜色の椿は 妖麗だなと...

咲き誇る 花々も美しいが
地に尽き 土に還る花々も
美しい

そんな景色を 眺めていると

なんやら 木の根元に
紅一点
花が 輝いて見える

きっと 風に煽られ ポトリと落ちた
ばかりなのだろう

“艶麗”

余りの美しさ
落ちた花なら 
連れ帰ろうかと
木枝を 掻き分け 
そっと 花に手を添える

え?

咲いているのである
桜色の椿達に 囲まれて同じ木に...

紅一点とは 正に この事

暫く眺めていた

時折吹く風に
こんな 景色を思い出しながら

些細な事に 喜びを感じれる日常
大切に したいなと

浮世雲

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