暑中見舞い

暑中お見舞い申し上げます。随分とご無沙汰してしまいました。

気がついたら、もう8月。ここ最近は、月日の流れをとても早く感じます。

おかげさまで、畑の野菜は順調です。

昨年から、家の近くに、小さなスペースを借りて、野菜を育てているんですが、丁寧なご指導をいただけたおかげで、たくさんの夏野菜に出会うことができました。

今は、「ナス」と「オクラ」が最盛期です。

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ナスの色の美しさには感動しました。

夏の太陽に反射してかがやく色は、鮮やかで艶やかな深い紫色。採れたてのなすを手に取って、高く光にかざせば、まるで玉虫のように七色に変化します。本当に美しい。

ただ、少しでも会いに来ないと、彼らはどんどんと大きくなります。ときどき、巨大で淡い色のナスができます。

そういうのを「ボケナス」というんだと教えてもらいましたが、ボケナスくんも、それはそれで味わい深く、愛らしい存在です。

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オクラの花は初めて見ました。大きくはっきりとしていて綺麗な花です。

花びらは5枚です。花びらの色は、繊細で淡い黄色です。だけど、花の中心部分は、濃くて力強い紅色です。そのコントラストがとても印象的です。

オクラが、逆さまに実ることは知りませんでした。

スーパーで売られているオクラは、ヘタが上で、尖った部分が下に向いています。ところが、畑のオクラは、ヘタを下にして、尖った部分は真上を向いている。まるで、空を突き刺そうとするように、上へ上へと成長するんです。

そんなオクラも１週間ほど会いに来ないと、どんどん大きくなります。

大きくなりすぎたオクラは、固くなります。家に帰って、包丁で切ると、シャキシャキと音が鳴ります。

だけど、大きくて固いオクラは、その断面が見事な星型をしています。本当に完璧な五角形の造形なんです。

自然がつくりだす黄金比の美しさに見とれてしまいます。

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土曜日。カレーを作りました。

鍋に、挽肉を炒めたあと、細かく刻んだナス、オクラ、パプリカ、ミニトマトを大量に加えました。すべて、畑で採れたばかりの野菜です。

水はいりません。野菜たちが充分に補ってくれます。

ルーを入れて、野菜の形がなくなるまで、とろとろに煮込んでみました。

日曜日。畑仕事で汗まみれになりました。お腹もペコペコです。

家に帰って、シャワーを浴びて、さっぱりとTシャツに着替えてから、2日目のカレーを食べました。

ウマすぎる。野菜の酸味とほのかな甘み。カレールーのコク。ああ、止まらない。

野菜の生命力が身体の細胞にまで染みわたります。エネルギーがわいてきます。

本当にありがたいことです。

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まだまだ暑さは続きそうですね。皆様もどうかご自愛ください！