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【アラサー上京物語①】きっかけ

私が東京に来たのは28歳のとき。1番のきっかけは「転職」。

大学時代の就活は色々上手くいかず・・・特に希望していない業界で、特にやりたいわけでもない営業職に就いて、気づけば5年目になっていた。

営業といっても新規開拓ではなくて、既存の販売店を定期的に訪問して、自社商品の売り上げを上げてもらうようコミュニケーションを取る、いわゆるルート営業ってやつ。

当時は商品の需要も一定してあったので、そんなに必死にならなくってもある程度の成績は収めることができていたし、商品っていうよりかは販売店のスタッフさん達に愛想を売ることがメイン業務になっていた。

ぶっちゃけあまり頭を使わなくて良いので楽だったけれど、営業職として得るスキルなんてほぼ無かったに等しい(笑)

大学まで出させてもらったのに、仕事で得るものもなくて脳みそがスポンジ形状になる日々・・・もちろんモヤモヤしたし、このままじゃダメだって思ってたけど、仕事を辞める勇気もなくて、どうしたら良いかわからなかった。

そんな中でも唯一「楽しい」と思えた業務が、店頭に飾るためのPOP作り。一緒に働いていた先輩がデザイン系の学校出身ですごくセンスがあって、見よう見真似でPOPを作ったことがきっかけ。一応PCで作ってたけど、イラレとかフォトショなんて導入されてなくて、なんとエクセルで文字と画像を貼って一生懸命作っていた。

素人の図画工作レベルでお粗末なものだったけど、それでも店頭で人の目に留まることが嬉しかった。売り上げに対する直接効果が明確にはわからなくても、なんとなく「自分はちゃんと貢献できている」って思えるようになった。次第に「もっと色々作ってみたい」「この仕事に注力したい」と思うようになった。

これが最初のきっかけです*

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