ちいプロ第1クール1日目
まちづくり会社「NPO法人ヨリシロ」がこの夏に力を入れて取り組んでいる農村インターン「山あいのちいさなプロジェクト(以下『ちいプロ』)」の第1クールが8月7日~9日にかけて開催された。
今回の記事からはいよいよ開催レポートである。
時系列に添いつつ活動内容をお伝えしていきたい。
今回は1日目の様子である。
集合・オリエンテーション
始めましてのメンバー同士が一堂に集う。
参加者全員と面談していたので、他の参加者と良い関係性を築いてくれるであろう参加者達であることは、僕らコーディネーターは知っていたのでそれほど緊張していなかったが、参加者の皆はやはり緊張している様だった。
ちいプロのミッション、過ごし方の説明
集合した後最初に行ったのはこのちいプロでの心構えと約束事についての説明である。
主な事項を掻い摘んで話すと
活動地域の概要、地域資源、課題(住民アンケートから)
これからはじまる2泊3日をまずは純粋に楽しむこと
と、同時に、地域住民と交流しつつ、山積する諸課題や、ここに暮らす人々に思いを馳せること
「自分がワクワクすること」に深く向かい合うこと
自身の気持ちの変化、思ったことなどを記録するノート「ちいプロlog」を毎日つけること
といった内容だ。みんな真剣に聞いていた。
3日間の食事と買い物計画づくり
オリエンテーションのあと、皆で自己紹介をしあった後は、アイスブレイクを兼ねて最初の共同作業である。
それは、3日間の食事のメニューを決め、買い出しで何を買うか決める!というものだった。ちなみに、食事のメニューは、
1日目夕食:ながしそうめんとBBQ
2日目朝食:サンドイッチ
2日目昼食:チャーハン
2日目夕食:カレー、餃子
3日目朝食:カレーの残り
といったものになった。1日目夕食のメニューのみこちらで予め決めさせてもらっていた。
ながしそうめん用の竹を刈る!
食事のメニューが決まったあとは、現場での活動がいよいよスタートした。
活動内容は1日目の夕食の準備である。
1日目夕食はながしそうめんとBBQである。
ながしそうめん用の竹を刈るチームと買い出しのチームとに分かれて活動するか参加者メンバーに委ねたが、竹刈は全員やりたい!ということで、全員での行動となった。
竹を刈るのは宿舎からほど近い竹林。
まずは、手ノコ(ハンドソー)で林の中から手頃な太さの竹を1本刈り出す。
刈り出した竹をさらに手ノコで流しそうめんに適した長さに裁断する。
斧とナイフで竹から伸びている枝を払ったらとりあえず竹林での作業は完了!あとは宿舎にてこの竹を縦に半分に割ればながしそうめんマシンの完成というわけだ。
みんなでちょっとずつ手分けをしつつ作業を行った。
3日分の食材を買い出し!
刈った竹は田舎のポルシェ軽トラックに積み、そのまま車で20分ほどのところにあるスーパーに買い出しにでかけた。
3日分の食材プラスBBQ用食材である。1時間以上かかるかな、と懸念していたが、買い物計画づくりが奏功し、スムーズに買い物ができた。
ながしそうめんとBBQで懇親会
買い出しの後は、流しそうめんマシンの仕上げと、BBQの準備である。竹の加工、火おこし、調理とやることがたくさんあったが、この日は参加者の他にも地域おこし協力隊のみんなが手伝いに来てくれていたため、ワイワイ楽しく準備もできた。
このBBQに限らず、いくちゃんとトッシーが食料農業大学の学生というこもあり、調理の段取りがとにかく良い(笑)
トッシーはボーイスカウトもやってたということもあって、火おこしでも活躍してくれた。
懇親会もきれいな夕焼けも味方してくれて、話も大いにはずみ、みんな一気に仲良くなった気がする。懇親会はちいプロメンバー以外にも胎内市地域おこし協力隊をご招待していた。ちいプロメンバー含め、それぞれが多様な感性を持っていて、お互いに刺激になった。
そして、胎内高原ワインの差し入れをしてくださった協力隊の永田さん、ありがとうございました!美味しいお酒のおかげで良い懇親会になりました!
1日目振り返り
1日目の活動は、アイスブレイク・チームビルディングを主眼に内容を計画していた。
参加メンバーと僕らコーディネーターの他、協力隊の面々もそれぞれの仕事が終わった後、三々五々集まり、一人帰れば別の一人が遊びに来たりと、お盆の実家の様でいい雰囲気だった。
想定していた以上に参加メンバーが一気に打ち解け、皆楽しそうにすごしているな、という印象をこの時点で僕は抱いた。この皆のイキイキした様子は3日間通じて一貫していた様に思うが、この時は、「まぁ初日だしな」くらいで特段心に残ることもなく、何が彼ら彼女らをイキイキさせているのだろうかと分析することも無かった(僕も酒飲んでたしね)。
(ちなみに僕は宿舎の外の森でハンモック泊をし翌日を迎えるのだった。)
2日目の活動に続く。
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