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働くママに伝えたい。片づけは、「暮らしがスムーズになる投資」

お名前:Nさん(30代)
ご家族構成:ご夫婦、子ども3人(小学生、年少、4ヶ月)
居住形態:マンション(3LDK)


3人目のお子さんの育休中に片づけレッスンを受けてくださったNさん。家事をタスク、片づけをミッション・投資と捉えるなど、ビジネスライクな分析がとてもユニークで参考になります。一緒に片づけをしていく中で、10年来の心のモヤモヤが晴れ、どんどん表情が軽くなり、笑顔が溢れていくのが印象的でした。


心の重石から解放された


− Nさん宅に初めて伺ったのは、一年半くらい前(2019年末頃)になりますね。三人目が産まれて三〜四ヶ月のころで、ずっと片手に娘さんを抱っこしながらお片づけをされていました。改めて、そのタイミングでお片づけをお願いしようと思ったきっかけは何でしたか?

育休で時間ができたことも大きいんですけど、一人目が生まれる前(約10年前)から、ずっと家の中が気になっていました。今やらないと一生このままだなと思って。

今回インタビューを受けるにあたって、片づける前のおうちの写真を見返してみたのですが、以前は棚の上とか、いろんなところに、使っていないモノが溢れていてるのが当たり前でした。とりあえずいつか使うかな〜と思って取っておくんですけど、結局使わないっていう(笑)

うきさんに「最終的に、どんな家にしたいですか?」と聞かれた時、「ちょっと片付ければお友達を呼べる家」とお伝えしました。最近は息子のお友達が突然訪ねてくることが増えたのですが、みんな「わぁ!家きれいだね!」と言ってくれます。


− 着実に理想の暮らしを叶えてるんですね。ここを片づけたら日々の暮らしが楽になった!というところはありますか?

私の中で二大要素があって、一つ目は「書類」です。書類が心の重石になっていたので、そこから解放されて、気持ちがスッキリしました。うきさんに来ていただいて、書類の取捨選択の仕方が分かり、今は時間がある時に5〜10分くらいで片付けています。書類って、ただ淡々と捨てていく作業だと分かったので、取り掛かりやすくなりました。

二つ目は、パントリーなどの「ストックの収納スペース」。何がどのくらい入っているのか在庫把握ができるようになり、補充のタスクがスムーズにいくようになりました。



もはや何がしまってあるのか分からなかったストックスペース。
今は何がどこにあるのか、一目瞭然。



使ってないモノはなくてもいい


− ご主人が片付が苦手だと悩んでいましたが。

夫の色々なモノが床に散らかるのがとてもストレスでした。今はそれぞれ置き場を作ったので、ロボット掃除機をかけやすくなりました。たまに守ってくれないこともありますが(笑)

夫は散らかっていても文句を言わない人なんですけど、子どもの薬に関してだけは言われたことがあります。以前は薬をどのくらい持てばいいのか分からなくて、どんどん溜め込んでしまっていたんです。そうしたらいざというときに、夫が「どの薬をあげたらいいのか分からない」と困惑してしまいました。

その時の私は、「袋に書いてあるでしょ!」って思ったんですけど、今となっては、そんなにあっても使わないし、どれを使うのか分からなかったら意味がないよなぁ、と思えるようになりました。


− 結局たくさん持っていても、分からないと使えないですしね。大人もそうですけど、いつどんな病気にかかるかなんて、誰も分からないし。片づけをしてからの子供達の様子はどうですか?

次男は保育園の準備とかも、時間がある時は自分でやってくれます。あとは着替えも、最近は自分でタンスから選んでくるようになりました。長男は、学用品を自分で片づけたり、何回かうきさんと一緒に片づけた経験もあって、自分なりの片づけの仕方が分かってきているような気がしますね。以前実家に帰った時は、長男と次男に荷造りもやってもらいました。

おもちゃは基本的に子どもたちが片づけてくれるのですが、やっぱりだんだんごちゃついてくるので、その時は私が中心となって、子供たちを巻き込みながら片づけます。末っ子も、「片づけしよう」と声をかけると一緒に拾ってくれます。


− たくさんのモノを捨てるとなると、そこに戸惑ってしまう方もいると思うのですが、どうでしたか?

生活の中で「実際に使っているモノ」となると、やっぱり限られていたので、使ってないモノはなくてもいいんだ、と思えるようになりました。そして手放すと、すごく心が軽くなっているのも感じましたね。



「探し物」がなくなると、暮らしが軽やかになる


− レッスンを重ねていく中で、心に残ったことや、学びになったことはありますか?

最初のレッスンでうきさんが、人が探し物に費やしている時間をお話ししてくれたのですが、そこでまず衝撃を受けました(人は一年のうち一週間を探し物に費やしていると言われています)。「探し物」をいかに減らせるか、というのが私のミッションになりました。結局、どこに何があるか分からないということは、探さないといけないということなので。

探し物の時間がなくなると、タスク管理がしやすくなりますね。今日やらなきゃいけない家事が、どのくらいあるのかっていう時間の推測も立てやすく、家事に取られる時間がだいぶ減りました。前は何をするにも、まず探すところからだったので、家が片づいていると、やろうと思った時にすぐできる!というのが良いですよね。


片づけは、ワーママに必要な投資


− 片づけをプロに頼むって、ハードルが高いのかなって思っているのですが、Nさんの場合はどうでしたか?

ある程度自分で片づけてみてから、プロの方にお願いしようという方が多いのかもしれないのですが、私の場合は、最初から頼んじゃいました(笑)自分でできるかもしれないことにお金を払うのは、多少の葛藤はあったのですが、うきさんに一回お願いしてみて、一度でこんなに快適になるんだ!と驚いて。

さらに、うきさんのお人柄で、この人とだったら楽しく片付けできるだろうな、と感じました。安心してお任せすればいいんだって。あとは片づけを終えて感じているのは、自分一人では難しかっただろうなと。できないですよ、これ(笑)


− 最後に、おうちを片づけたいけど、どうしようか迷っている方にアドバイスはありますか?

絶対頼んだ方がいいです!最初は迷いがあると思うのですが、片づけの方法論や、ストラテジーを学ぶだけでも全然違う。あとは自分でやるより、プロに頼んだ方が、作業効率も全然高いので。家事がスムーズにいく環境作りにそれなりの投資をするのは、ワーママには必要なことだと思います。


− 貴重なお話、ありがとうございました!

最後までお読みいただきありがとうございます!いただいたサポートは、片づけの普及活動に大切に使わせていただきます。