理想の生き方を求めるしんどさ
そんなご相談をいただきました。
しんどいのは、執着してるから
「理想の生き方」があるのはすばらしいことだと思います。一方、大切なのは「理想の生き方」に執着しないこと。執着してしまうと、こころが苦しくなっていきます。
執着しないためには、無心になること。無心とは、「思う・考える・意識する」「欲望」「感情」などがないことです。「あたまが空っぽ」で、「心が晴れ晴れしている」こと。無心であれば、持ち前が発揮され、健康、天寿が叶うと言われています。
理想を求めることが、「欲望がコントロールされていない」状態に至ると、無心ではなく、ムキになります。ムキになると、良い方向にいかなくなるのは、簡単に想像できますね。
古典『黄帝内経』によると、穏やかでない志意・強い感情は、からだとこころを壊すと記されています。
おだやかに、ゆるやかに、少しずつで大丈夫です。いそがず、あわてず。
いのちの物語は続いていく
わたしにも、理想の生き方があります。
そのために日々行動しているつもりですが、叶っていないこともたくさんあります。
自分の一生で、実現できるかどうかも分かりません。それでもいいと思っています。わたしがいなくなっても、いのちの物語はちゃんと続いていくことを知っているからです。(わたしのいまの人生も、先人たちの続きであるのだから)
一方で、叶ったことも同じくらいたくさんあります。有難いな、と思える日々を生きています。いま「ある」ことに目を向けて、ちゃんとこころを満たしていくのを大切にしています。
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