感想「ゆうれい犬と街散歩」（中村一般）
幼少期から絶えることなかった、家庭の諸問題が片付いたわたくし。
「みんな苦しんでるんだから、ちゃんと苦しまないといけないのに苦しくない」
と、自分を責めておりました。
このマンガは、同じように奇妙な自責義務を感じる人向けかと思います。
読むことで救済されはしません。困ってない人は救いようがない。
けれども、この奇妙な自責が、自分特有のものでないことは理解できます。
一言で申し上げると「わかりみ」
後、スゴく街の風景が描き込まれていて、そちらも大好きです。
ポジティブな文言がまったく出せませんが……。傑作です。
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