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林業・木材産業を推すnote(ひきこもりが山へ繰り出すほどの魅力)

はじめまして!
うきは市地域おこし協力隊の島崎です。当記事を閲覧くださり、ありがとうございます。

わたしは今、林業・木材産業という分野に興味を持ち、日々勉強させていただいています。

・・・そんな風に自己紹介をすると、大体みなさん反応に困ってしまいます。それも仕方ないかもしれません。
はっきり言って、「・・・林業って何??」って感じですよね。
わたし自身、初見ではそのような印象でした。

でも、林業って実はとても魅力があるのです。
わたしは、かなりのめんどくさがり屋でひきこもり気質なのですが、そんな人間をも山へ誘うほどの魅力です!

今回は、“林業・木材産業を推すnote”と題し、そんな魅力についてをお伝えしていこうと思います!


林業って可能性があります!

わたしは、林業って可能性の塊だなと思っています。
理由はさまざまありますが、大きく2つご説明します。


1.アプローチが多様

林業・木材産業は、森林や木を用いる業種です。

木と聞くと、どのような使われ方が思い浮かびますか?
建築材や家具なんかはすぐに思いつきそうです。
しかし、なかなかそれ以上を想像するのは難しいのではないでしょうか。

ですが、木の使われ方を知っていくと、実は多種多様な業界へのアプローチが可能であることが分かります。

たとえば、医療・福祉です。
木は見た目がやさしく、湿度調節機能やダニなどの防除効果があります。これを壁など内装に使用することで、利用者がより過ごしやすい空間を作ることができます。

とある材木店は、パン屋さんの売り上げを数倍に上げました。木を用いて作られたディスプレイは、人の目を引くと共に、パンの見た目をよりおいしそうに引き立てます。

またCNF(セルロースナノファイバー)という新素材の研究が進められています。植物由来の繊維であるCNFは、鉄より1/5の軽さで、5倍の強度があると言われています。これを車の部品に活用する取り組みが進められています。
優れた粘性も持っており、化粧品の原料として使えるほか、食品に添付することで、例えば溶けないアイスクリームの実現なども可能です。


また木だけではなく、森林という環境自体も活かせます。

みんな大好きなキャンプの場として活かすことはもちろんですが、
例えば教育の場としても用いることができます。

“森のようちえん”という幼児教育があります。
森という環境は、幼児にさまざまな体験を与え、その教育手法と相まって、豊かな感性や自主性を育むことができます。

他にも、森林セラピーといった活かし方も存在します。
いわゆる森林浴には、健康の維持・増進に効果的であることが科学的に実証されており、森林セラピーは、ウォーキングやヨガといったプログラムのもと、癒しの時間を提供します。


・・・と、パッと挙げるだけでも、このように多様なアプローチが可能です。木や森林を活用すれば、まだまだいろんなことができそうだと思いませんか??


2.ニッチさが良い!

記事のはじめでも触れましたが、
はっきり言って、林業・木材産業ってあまり認知されていません。

でもこれってすごいチャンスだと思いませんか??

みんな知らないってことは、それだけライバルが少ないということです。

メジャーな業種には、それだけ多くの人が集まってきます。相対的に優秀な人も多く集まるのですから、その中で抜きんでるのはなかなか難しいはずです。

逆に言えば、ライバルが少ないということはそれだけ、自分が抜きんでられる可能性があるということです。前述のアプローチの多様性と合わせて考えると、もはやチャンスしかないですよね!


ロマンがあります!

今、日本ではスギ・ヒノキの山々を見ることができます。
これらは多くが50年生と伐期を迎えており、早い話が収穫時です。

・・・そう、50年生なのです!
スギ・ヒノキは植えてから、伐採するまで50年かかります。
とんでもなく、長い期間です。

こんなロングスパンで考える業種はなかなかないと思います。
農業なんかは毎年収穫しますよね。

また、育った木があるということは、それを植えた人がいるということです。
半世紀も前に、50年先を見据えて植林した先人の存在が、現在の日本の人工林を形づくっています。

長い時間を経て遺された山々にはロマンを感じますし、
なんとしてでも活かしたいという気持ちになりますよね!


環境を守るという必然性があります!

さて、そんなロマンや可能性のある林業ですが、その取り組みは実はわたしたちの生活に密接に関わっています。

なぜなら、林業は“環境を守る”仕事だからです。

森林には大切な機能があります。わたしたちにきれいな水を与えてくれる機能や、洪水や土砂崩壊といった災害リスクを減らしてくれる機能です。こうした機能は、森林に適切な施業がなされなければ、失われてしまいます。

林業は、伐採・造林といったサイクルのもと、持続的な森林を作ることで、これらの機能を守っています。

また、木材産業では、このサイクルの中で生じる木材に付加価値を生み出します。木が売れるからこそ施業のサイクルを回すことができます。

森林施業は環境保全に関わる部分であるため、国としても力を入れています。林業・木材産業の成長産業化を掲げ、効率化や需要創出に取り組んでおり、また昨年度からは、森林施業の財源として森林環境譲与税の譲与が始まっています。

林業・木材産業には環境を守るという施業の必然性があり、それに伴って国のバックアップという追い風も吹いています。

素晴らしい業種だと思いませんか??

まとめ

以上がわたしが興味を持って林業・木材産業について学んでいる理由です。

まとめると
・森林や木を通じたアプローチが多様であり、何よりニッチであるため可能性がある。

・数十年という世代を超えたロングスパンで考えるロマンがある。

・環境を守る仕事であり、業界として追い風が吹いている。

ということでした!

林業・木材産業に興味のある方が少しでも増えると良いなと思います!


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