「書く」ということ
「書く」ということ
文字を書くこと、文章を書くこと、本を書くこと
これほどまでに孤独な作業はない。
頼れるのは自分の知識と、感性だけだ。
上手いか、下手か。
わかりやすいか、わかりにくいか。
感動できるか、できないか。
ひたすらに上を目指して研鑽し続けるしかない。
自分が上を向いているのか、果たして上があるのかすら分からない。
ひたすらそんな道を登っていく。
なぜこれほどまでに孤独で過酷な作業をするのか。
好きだから。と言ってしまえば、それまでなのだが、それ以上に大きな理由が一つある。
確かに今の自分を動かす原動力となっているもの。
それは、「自分が得た感動を他人にも自分の文章で与えたい」という欲求だ。
それは欲求というよりも、もっと利己的で乱暴な「欲望」と表現した方がいいかもしれない。
読んだ人の人生を左右するくらいの感動を与えたい。
その欲望に従って、私は文章を「書いている」
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