学問はほどほどではいかん!
中庸を説く孔子だが、それは生活態度の指針で(尖り過ぎるな!とか、消極的過ぎるな!とか)、学問に対しては、高みを極めろ!と言いたかったのではなかろうか?
『論語』雍也篇に、冉求という弟子との問答がある。
やるだけやって倒れるならともかく、やる前から諦めたらアカン!と孔子は言いたかったのではないかな?
ちなみに、冉求とともに孔子十哲の『政事』と称される子路は、最初孔子に合った時、「学豈(あに)益あらんや?(学ぶ事が役に立つとでも?)」なんて言っていた(『孔子家語』より。中島敦の『弟子』の冒頭にも描かれる)が、孔子に師事して、そこまで成長したのである。
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