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地下アイドルが有償zoomオフ会開催したら最高のイベントができた

昨日ファンのみなさんと会議ツールのzoomを利用して「zoomオフ会」を開催しました。

ライブだけじゃなくオフ会などの交流会や、撮影会などお仕事の8割が対人イベントで収入を得てるアイドルとしては今回の新型ウイルスによる”人に会えない”状況は本当に死活問題で、正直”会えないイベント”でどれだけの人に「喜んでもらえるか」「ニーズがあるか」と不安しかありませんでした。

結果2日前の告知で急だったにもかかわらず6名の方にご参加頂き、全員が「また参加したい!絶対またやってほしい!」と言ってくれるイベントになりました。お客様からの反応や感想だけじゃなく本人も想像以上に楽しく、今後も提供したい!と心から思えるイベントだった詳細を以下にまとめました。


開催の内容

開催日時:2020年4月15日(水)20時〜22時
開催場所:インターネット(zoom)
参加費:2000円(事前振込制)

という内容でした!

1、価格設定の基準

地下アイドルの金銭感覚(宇城ありさ主観)

 入場料相場:2500円〜3500円(1drink代含む)
 ツーショットチェキ相場:1000円(アイドルと撮影交流)
 ブロマイド相場:1枚500円(その場でサイン交流有りが多め)
 CD相場:シングル500〜1000円 アルバム2000〜2500円


これを踏まえた上だと2時間交流できて交通費や外食時の飲み物代、食事代かからないとなると、ファン側からすると割とリーズナブルでお得に感じてもらえるかなぁという金額設定でした。なにより自宅からの配信でアイドルのいつもよりもくだけた様子が見れるのはちょっと特別感があったと思います。(時々家族が話しかけて来たり通過したり。笑)

メリット1:普段のイベントの入場料以下で交流付き・外出経費削減できる

メリット2:居住地や勤務地など、移動時間でイベントに参加できない人も参加できる可能性が上がる

2、実施までの流れ(予約受付・案内)

まず受付フォームをフォームズでつくりました。

そこに「名前」「メールアドレス」を入力してもらいます。

申し込んでくれた方へ「金額」「振込先」「参加の流れ」「zoomの使い方」をメールで送信。(振込完了後の連絡もお願いしておく)

イベント当日「参加URL」が届くという形です。

3、開催当日(イベント)

告知から2日ほどしかなかったのですが、なんとか6名の方が参加してくださいました。

しかも6名全員がzoomは初めての利用だったにも関わらず案内補助や質問なしに全員がスムーズに利用できました。(年齢は20代〜60代)

「URLにアクセスするだけで使い方が案内される&シンプルな操作画面で導入が楽」っていう意見だったので、今後他の方にに案内する不安が軽減しました。

メリット3:年齢問わずツールの導入が簡単

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画像のように画面がたくさん出てみんなとお話するイメージです。

(画像はPCのzoom利用画面)

LINEのグループチャットとの違いは音声を発した人の枠の色が変わったり、画面が大きくなったりするので、より「多人数」の会話に向いていることだと思います。

また、各画面左下に名前が表示されるので、リアルで会う時よりも「この人が○○さん」とはるかに認知しやすいです。名前を覚えてなくても名前を呼びやすいので覚えやすくもなりますね。

実はこれは普段のライブ会場では起こりづらいことだったりします。

ファン同士は改めて自己紹介する機会が無いし、ライブ中も物販交流会時も基本的には好きな「アイドル」との交流をメインにしてるため、横のつながりを作るにはちょっと勇気やステップが必要です。

SNSや配信の際に「○○さんっていつも見るなー」とかライブの時に「この人よく会うなー」「はじめて見たなー」って思っててもその名前と顔が一致せずに関わっていることってたくさんあるんです。もちろんアイドル側から横のつながりを促すこともできますが、それって人によっては”必要としない場合”もあります。アイドル側の声かけではなくファンの”やりたい人が自発”で仲良くなったコミュニティは”なかよし強制感”が少し薄まる気がしてマイペースなファン活を楽しむ人が多い自分のファン層にはちょうどいいつながり方だなってzoomのシステムを改めてありがたく感じました。

メリット4:zoomの名札効果でファンの自発的な絆が生まれやすい

あと、会うイベントだともちろん自分も移動時間、衣装や物販を運ぶ時間、準備する時間、挨拶や打ち合わせをする時間など、どうしても「当日」しかできないことに時間とメンタルを圧迫されがちだったけど、今回の自宅オフ会だと”交流”に全力を注げたためファンとの会話の質がぐーーーんと上がりました。日頃みんなに楽しんでもらえるように様々なことに気を配るあまり、「話したいこといっぱいあったのに話せなかったー!!涙」ってことが山積みだったことを改めて感じるきっかけにもなりました。

4、ファンの方の感想

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5、開催前の不安点と開催後のイメージ

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・会えない交流会でどこまで満足させられるか

→良い意味でリアルに会うイベント全く違うコンテンツなのだと感じた!逆にリアルでできなかったことがウェブイベントになったことで改善できてファンとの距離が縮まり、絆が深まった。リアルができないから画面越しでも満足してもらえるか?というネガティブな”代わり”というイメージでスタートしたイベントだったが真逆の結果だった。リアルのイベントが開催できるようになった後も継続したい。

・zoomっていう未知のツールを入れてまで会いに来てくれるだろうか。

→早めに告知したライブやイベントでも6~10人が限界だと感じる日常のイベントに対し、(目玉イベントはもっと集まるよ。笑)2日前の告知で6名集まったのは割と奇跡だと思う。全員がzoom初めての状態でこの状況なのだから「zoomイベントが楽しかった」「みんなzoomを導入してるから導入しよう」という腰が重めの層が動き出したらもっと集まると思う。(今回すごくちょうど良い人数に感じたから、今後は人数制限が必要になるかもしれない)

・開催当日にzoomに入れない人やわからない人がいるんじゃないだろうか。

イベント開催のときは全員補助なしで入れたし、開始時のトラブルも時々重くて固まったり落ちたり程度だった。 (同URLから入り直せば問題なし)その後もファン層とは別の人たちのミーティングにガンガン導入してみたが、滞りなく導入できていたのでこれから先どんどん広がっていくと思う。

新型ウイルスの影響が落ち着き、今までのようにみんなに会えるようになっても絶対開催していく!って決めました。それくらい楽しいイベントでした!「会えない今の情勢の救済処置」というイメージは開催が増えるにつれて無くなっていくのではと感じました。

アイドルやアーティストの方はもちろん、他の業種の方にも外出できないという情勢の中でのヒントになると幸いです。

宇城ありさ



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