ティッシュで包んだ不安
あんなに蒸されてた夏の夜は気づけば
Tシャツ1枚じゃ頼りない夜になってた。
家の近くにあるいつものベンチから見る海は
風と一緒に不安を運んでくるようになってた。
仕事をやめた。
等間隔の常夜灯は一体いつなったら
朝になったと思って光るのを辞めるのだろう
なんてどーでもいいことを考えながら
懐かしいプレイリストを引っ張り出して
海の先の都市高速から
顔を出すであろう朝日を待つ
何が間違いで何が正解か
どの答えなら後悔はないのか
答えはあるのかな
中途半端な人生だ、中途半端な僕だ
何かに一生懸命になるのが恐い
言い訳の作りかただけ上手くなってく。
自分には誇れるものが何かあるだろうか
好きだけじゃ好きなままでいれても
それ以上もそれ以下もないものだ
不安を何枚ものティッシュで包んで
忘れようとする日々だ
僕は最低だ。
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