見出し画像

ゼロから始めるフランス語!おすすめ本


皆さんがフランス語を勉強するモチベーションは何ですか?
私がフランス語の勉強に力を注いだ理由は、「夫に負けたくない!」というライバル心からでした。

私がフランスへ引っ越した経緯は、夫の転勤に帯同するためでした。私たちの場合は、夫が先に渡仏し、私はその半年後に日本を離れました。そのため私より先に渡仏した夫とたまに電話をすると、覚えたフレーズをペラペラと私に言ってくるのですが、それが本当に悔しくて…笑。

私は自分の仕事を辞めて渡仏を決めたのに、現地の言葉も何も分からなければ、現地で何をしたいのかも分からない。。
一方夫は、やりたい仕事の為にフランスへ行き、家族までついてきてくれて、フランス語の習得も順調だなんて!!と、当時の私は夫と自分を比べてとても自己嫌悪になっていました。

今思うと、あんなに躍起にならなくても、
のんびりNetflixでフランスドラマでも見ながら、楽しく勉強した方が絶対によかったなと思いますが、当時の私は、日本から離れ、仕事もなければ友達もいない、言葉もできない…とないものばかりに目が行って、焦っていたのです。でも!あの時奮闘したからこそ、ゼロから中級レベルまで上達できたとも思います。

まず、私は渡仏までの半年間で文法書を一冊終わらせると決めて毎日勉強しました。使った文法書はこちらの2冊です。

初めてフランス語を勉強する方にお勧めの本

①フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!
この本は、正真正銘ゼロから勉強し始める方、そして学校の授業で使うような堅い文法書を読むのが苦手な方にお勧めします。

この本の紹介文には、「合言葉は、ムズカシイこと抜きで!」と書いてあります。まさにその通りで、マンガを読んでいるような感覚になる軽やかな語り口調で説明してくれているので、スラスラと読めてしまいます。そのため挫折せずに一冊最後まで読み切れたので、手早く達成感を感じることもできました。

こちらの本の使い方としては、1ページ1ページ細かく読み進めるのではなく、まずは意味が分からない所があっても、最後まで読み終えることをおすすめします。フランス語は既に勉強し始めている方はご存じの通り、
名詞一つ一つが女性名詞、男性名詞と決まっており、それによって名詞の前に置く冠詞が変わり、、本当に覚えることが多いので、文法書を一ページ一ページ読んでいると始めたばかりのうちから投げ出したくなるかもしれません!まずは最後まで読み切ることで、フランス語の規則の全体感を掴むことができると思います。

②ゼロからスタートフランス語
(現在は、「‘’新‘’ゼロからスタートフランス語」というタイトルになっていました。)
こちらはアテネ・フランセによる、はじめてフランス語を学習する初級者のための文法入門書です。
先に紹介した「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!」とはまたテイストが違い、大学の語学の授業で使う教科書のように、細かく体系立てて文法を学ぶことができました。

この教材の良かった点は、付属のCDです。課ごとに、その課で学んだ単語や文法を使ったリアルな会話の例文を聴くことができます。

私たち(平成生まれ)が、中学生で英語を学び始めた教科書の例文は、「Is this a pen(これはペンですか?」「No, It's not a pen(これはぺんではありません)」というような、リアリティのない例文でしたよね?このようなフレーズとは違い、かなり生活感のあるフランス人の会話が収録されています。

私は学生の頃英語の成績は良かったものの、完全に受験を目標にしただけの、ひたすら書いて暗記する勉強法だったため、英会話には全く自信がありません。この二の舞にならないように、ゼロから始める言語は、耳から覚えることを決めて、こちらの付属CDをフル活用しました。

まず最初は、知らない単語があっても、フランス語会話のリズムをつかむことだけを目標にシャドーウィングします。つっかからずに言えるようになったあと、ここではじめてやっと単語の意味や、冠詞や動詞の活用を一つずつ確認して書きとめていきました。

例えば、クロワッサンは男性名詞だから不定冠詞はunで、フランスパンは女性名詞だから不定冠詞はuneで、、と、単語一つ一つの性を覚える作業は途方にくれてしまいます。ですが、CDをききまくることで自然と「un croissant」「une baguette」と耳が覚えるので、頭で考えずに口から出るようになりました。


以上2冊が私がおすすめする、フランス語入門書です。
他にも使ってみたものもありますが、個人的には、まずゼロから始めるにはこの2冊が使いやすいと感じました。
どの本を使うにしても、一つだけ注意した方がよい事は、
カタカナで書いていあるフリガナは絶対に見ない方がいいです!
例えば「Au revoir (またね)」という言葉、よく「オルヴォワール」と書かれています。このカタカナ読み、100%通じません。必ず付属のCDを活用して勉強することをおすすめします!

モチベーションの維持のために、私はDELF(フランス国民教育省フランス語資格試験)のA2の合格を目標に勉強しました。
語学の勉強は、モチベーションに波があるので、試験を目標にするのはよかったなと思います。DELFの話はまた次回書きたいと思います!

一緒にフランス語の勉強がんばりましょう♪





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?