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「MOFT Z」レビュー:オンリーワンでベストの自宅用ノートPCスタンド

この記事では、実際「MOFT Z」を長期間使ってみての使用感とどんな人におすすめか、について書いています。

まず、声を大にして言いたいことですが、ノートPCスタンド自体はノートPCを頻繁に使う人全員が持つべきアイテムだと思っています。ノートPCスタンドがあるのとないのとでは首や肩の疲れが段違いです!

段ボール箱の上に載せればいいやと考えるなら別ですが、どのノートPCスタンドにするかどうかで迷うことはあっても、持つか持たないかで迷うのはありえないと思って下さい。


「MOFT Z」とは

公式サイトより

検索でこのページに来てくれた人は、もうすでに「MOFT Z」がどんな商品かはご存知だと思います。知りたいのは実際の使い勝手や使用感だと思いますが、概要だけさらっとおさらいしておきます。

重量は890gで、折りたたんだ時のサイズは奥行き23.9cm×幅27.9cm×厚さ1.2cmです。耐荷重は10㎏もあります。

25度、35度、45度、60度、スタンディングモードの5パターンに瞬時に変形させて使うことができます。数あるノートPCスタンドの中でも独特で、今のところ模造品も見たらないので唯一無二の商品になっています。

最初は折り方でちょっと混乱すると思いますが、慣れたらそれぞれ数秒でできます。

使ってみての感想

質感はかなり良くて、安っぽさが全くありません。可動部分の折り曲げはとてもスムーズで気持ちいい感触です。

キーボードを打つ時の揺れについては、自分は全く気にならないですね。安定感抜群です。

半年ヘビーユーズしていますが、へたりやたわみもありません。MOFT製品が大人気なのも頷けます。

25度モード

実はPC作業をする時はほぼこれしか使っていません。

モニターの開く角度にもよりますが、なしの状態と比べてだいたい11、12cm高くなります。最初はこれでも低いかなと思いながら使っていましたが、この角度でも首と肩の疲れがかなりマシになりました。

ずっと使っているとこの目線の高さが当たり前になってしまい、ノートPC単体で使った時に『ノートPCスタンドなしだとこんなに低かったのか!』とある種感動を覚えます。

35度・45度モード

35度からは手首の角度がだいぶ急になって疲れるので、外付けキーボードが必要になります。目線の高さ的には45度が理想だと思いますが、できれば外付けキーボードを持ちたくないので、PC作業では35度と45度は使っていません。

僕はキーボード操作がほぼ不要な動画鑑賞や読書用モードとして使っています。

25度で疲労軽減の効果がいまいちだったら、外付けキーボードを買うこともやぶさかではなかったのですが、幸い25度で十分効果を実感できています。外付けキーボードを既に持っている方は45度がいいかもしれません。

60度モード

この角度になるとディスプレイ上辺がほぼ目の高さに来るので、外付けのモニターと同じ使い勝手になります。かなりの急斜面になりますが、これでもノートPCがズレ落ちることはないです。とは言え、やり過ぎ感も否めないので、ノートPCの作業で使うのは微妙かもしれません。

60度モードはタブレットスタンドとしても活用できます。タブレットにはキーボード部分がなく、端末自体で画面の角度調節ができないので、他のモードだと角度が足らずどうしても上から見下ろす感じになってしまいます。タブレットにはこの60度が一番適したモードだと思います。僕も妻のタブレット(iPad Air 2)を借りて、動画鑑賞やkindle書籍を読む時に使っています。

スタンディングモード

ずっと座ったままだとしんどいからたまに立って使うこともあるだろうと思ったのですが、全然そんなことありませんでした。試しに何度か使ってみましたが、結局立ち作業がダルくて現状全く使っていません(苦笑)ただ、これはこの商品が悪いというわけではなくて、立ち作業が自分に合わなかっただけです。

スタンディングデスクを考えている人は、まず「MOFT Z」でスタンディングスタイルを疑似体験してみることをおすすめします。スタンディングデスクを買って、もしそれが合わなかったら、場所を取りますし、処分がめんどくさいことになります。「MOFT Z」だったら金額も7000円くらいですし、失敗したなと思っても邪魔にもなりません。メルカリで半額くらいで簡単に手放せます。ダメージはかなり小さいと言えるでしょう。

もちろん「MOFT Z」は長時間立って作業するというより立ったり座ったりを繰り返したい人向けのアイテムです。それでもスタンディングスタイルが自分に合うかどうかの判断には十分使えると思います。

デメリットは重くてかさばること

買う前から分かっていたことではありますが、タブレット1台分くらいの重さがあるので持ち運んで使うには少し重いと言えます(移動手段にもよりますが)。

一応、試しに持ち出してスタバで使ってみましたが、ノートPC本体より底面積が広くなってしまうので、カフェなどの小さいテーブルでは使いにくいです。飛行機や新幹線で使うのも無理ではないでしょうが、現実的ではないと思います。

やはり自宅や長期滞在する場所専用のノートPCスタンドになりますね。

まとめ:「MOFT Z」がおすすめな人とそうでない人

おすすめな人

  • 自宅で長時間PC作業する人

  • タブレットスタンドとしても使いたい人

  • 複数のデバイスで使いたい人

  • 家族と共有したい人

  • 時々立ってPC作業したい人

  • 外に持ち出さなくてもいい人

別のノートPCスタンドがおすすめな人

  • 外に持ち出してPC作業したい人

  • 一つのデバイスでだけ使えればいい人

  • 一つの角度(25度前後の傾斜)だけでいい人

持ち出して使うならやはり薄型・軽量のタイプを選ぶべきでしょう。ただし、AppleのPC以外の場合、各社モデルによって底面の排熱部分が様々なので、排熱の邪魔にならないか確認しておく必要があります。


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