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「躁鬱大学」という本を読みました。

作家他 坂口恭平さんの2021年発行の本になります。この本はいつどこで買ったかなぁと思い出すと、京都のTOBICHIに手帳を買いに行ったんですね。そのTOBICHIの隣に「メリーゴーランド」という小さな本屋さんがあって、そちらで購入。昨年の12月でした。坂口さんのことは存じ上げなかったのですが、タイトルの強さで買いました。

という前置きは置いておいて。そうなんです、僕も坂口さんと同じく躁鬱病なんですね。坂口さんの表現を借りれば「躁鬱人」ということになります。タイトルでピンと来たのは、医学的ではないオモロな雰囲気が漂っているのと、オモロな方向で自分のことを知りたかったんでしょうね。

この本のベースには精神科医である神田橋譲治さんの「神田橋語録」なるものがあります。プリントアウト推奨であります。作中では「カンダバシ」として先生もたびたび登場されるのであります。このカンダバシメモがいい!

シンプルで端的で本質を捉えていて、躁鬱人のこころにすーっと届くのです。坂口さんもこの「神田橋語録」がなかったら、ここまで書けなかったであろうし、今現在のように多岐にわたるご活躍もなかったのではないでしょうか。そのくらいすばらしいテキストです。あ。この僕の文を読むかもしれない友人スーザン、貸している神田橋先生の本を返すように!

内容もやっぱりおもしろくてグイグイ読んでしまいました。坂口さんは、僕のことをなんでここまで書いてくれてはるの?というくらい、ひきこまれました。躁鬱病は体質であるということ。そして、100人に1人といわれる躁鬱人の共通の性質はかなりあるということ。

躁鬱人エピソードについては、書きたいことも書けることも山ほどありますが、きょうはこんなところで。だってそんな気分なのよねぇ。

僕たちは、のびのびと好きに生きることによって、治療しているんですよ。

#坂口恭平 #躁鬱大学 #読書記録 40代832冊目、833冊目に

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