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Little Women

自粛解除となったので、早速ストーリー・オブ・マイ・ライフを観に行きました。
南北戦争時代はもう150年以上前の話なのに、
ここ数年の自分の中の悩みや葛藤にシンクロする部分がある映画です。

女性の幸せは結婚だけじゃない。
自分で働いて自立して生きる道もある。
でも社会がそれを許さなかったり、
自分の中にある孤独や寂しさがその考えを曇らせる。
周りが結婚し、家庭を築く中で不安はどんどん広がっていく。
昔々のお話なのに、世の女性たちの悩みは殆ど変わっていない。未だに結婚や家庭に入ることを女性の喜びとする考えは、そこら中にある。
私自身、この数年自分の生活や今ある自由に不満は何ひとつないけれど、言葉にできない不安と焦りをずっとどこかで感じてきました。
ジョーは私であり、同じ想いを持つ女性たちそのものなのです。

最後はありがちなハッピーエンドだけれど、
ジョーな自分を女性としてではなく、人間として向き合ってくれる人を選んだという点では
他の姉妹たちとは少し違うのかなと思いました。
彼女とその作品に真摯に向き合ってくれたのは、物語の中で彼だけだったのだから。

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