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中学受験か留学か?

1.中学受験の激化

中学受験、年々激化していますね。コロナ禍で、さらに公教育への信頼が失われた印象があります。少し前までは中学受験塾に通うのは、小4からが一般的でしたが、年々低年齢化し、最近は小1からの塾通いも珍しくないそうです。そもそも小4からでは、人気の塾に空きがない状態です。本格的に取り組むのが5年生からだとしても、莫大な時間、労力、費用を費やすことになりますね。

2.その時間、労力、費用を費やす価値があるの?

でも、ちょっと考えてみてください。中学受験って、その時間、労力、費用を費やす価値が、本当にあるのでしょうか?もちろん、良い教育を提供してくれる中高一貫校や付属校へ子供を入れるためには、必要なものです。だた、中学受験の難易度って、どんどん上がっているんですねよね。しかも、それって本当に必要?という範囲にまで及んでいます。小学生の時期って頭が柔らかくて、沢山のものを吸収できる時期です。その貴重な時期に、もっと学ぶべきものがあるのではないでしょうか?

3.欧米の教育

ここで欧米の教育を見てみようと思います。欧米と一括りにしていますが、本当は米国と英国の教育ってかなり異なります。ただ、どちらの教育でも、小学生に過度なプレッシャーを与えてはいけないという考えが根底にあります。だから、過剰にエスカレートすることはないのです。小学生のうちは、読書、スポーツ、ICT教育に力を入れますが、過剰に勉強を強いることはありません。裏を返せば、この時期なら、英語での学習に追いつくこともできるのです。

4.その時間で何ができる?

日本を初め東アジアの国って、教育に関してどんどんエスカレートさせていく傾向があります。韓国や中国の受験の凄まじさを耳にしたことはあるのではないでしょうか。それでも、日本の大学の評価って世界的には低いんです。労多くして実り少なしというか。将来不安な日本の状況を考えると、子供の大事な時間を無駄な勉強に費やしていいのでしょうか?中学受験を選択せず、その時間を他に振り分けることで、子供の将来は大きく変わると思います。留学を視野に入れた英語やその他の語学の学習、特に教育言語としての習得、プログラミング等、小学生の時期だからこそ伸びる学びは沢山ありますよ。



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