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プレッシャーと向上心

私はプレッシャーを感じやすい方だと思うが、プレッシャーに弱い訳ではない気もしている。
強いという訳でもないが、なんとかしたいという気持ちは常にあって、結果なんとかなることも少なくない。なんとかならなくても、最終的になんとかしようと頑張れるのが自分だとも思っている。

一番良いのは期待されないことだ。
それほど期待されていない方が、実力は発揮できる気がする。期待のない中であれば期待以上の成果をあげるのはさほど難易度も高くない。だから自分としても「よく頑張ったな」と思えるし、周囲も褒めてくれることが多い。

しかし、そうなると次が怖くなる。
最初は良い。うまくいこうがいくまいが、最初だからプレッシャーも少ない。だが、一度上手くいってしまうと、次はもっと上手くできると思われるかもしれない。そうしたら、もし次の方が上手くいかなければ、がっかりされてしまう。期待外れだと思われてしまう。それが怖いのだ。

だから、2度目はより緊張する。プレッシャーを感じてしまう。それでも何とかなることも多いが、それまで上手くできていたことが途端に全くできなくなることもある。緊張してパニックになると駄目になるのだ。

失敗すればとても落ち込むし、「前はできていたのに?」と思われてるんだろうな、と考えて嫌になる。こんなときは周囲の反応を見るのがとても怖い。
だが、これ以上がっかりされたくはないからと、どうにか取り戻そうと頑張ろうとする。
それで前回より少しでも上手くいけば、少し自信を取り戻せるし、今度はもっと上手くできるようになりたいと前を向ける。

意外と自分には向上心があるようだ。
期待を恐れながらも、期待の上をいきたい気持ちがずっとある。

プレッシャーを感じるのはストレスだが、期待されないと向上心も生まれないかもしれない。
プレッシャーに押し潰されずに、前を向く力だけは持ち続けて、少しずつでも成長していける自分でありたいと思う。