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U.K小説『僕の嫁はスーパーヒーロー』 第1話、スーパーヒーロー誕生

第一話『スーパーヒーロー誕生』

僕の名前は、斎藤浩。

自分で言うのもあれだけど、なーんにもいい所がない、貧弱、最弱男子だ。

ただ、そんな僕にも嫁がいる。

しかも『スーパーヒーロー』なんだ。

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まずはその、スーパーヒーロー(嫁)と出会った時の事を話そう。

それは桜の花びらがヒラヒラと美しくまう高校1年生の時の事だった。

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『浩!!テメェ!何人の前歩いてるんだコラァ!!』

あからさまに喧嘩腰で入学当時から僕をいじめてくるのは、中神剛。

今日も元気にゴーゴゴー!!...そんなノリのいい男子生徒ならよかったのだが、現実はいつも僕の期待を裏切る。

浩『ひ、ひぃ!ご、ごめんなすぃ!!!』

僕はあわてふためき、少し噛みながらも返事をした...だけならよかったのだが、手に持っていた筆箱が慌てて腕を振ってしまったのと同時に宙を放物線を描くように飛んでいった。

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そのバタフライ(筆箱)は物の見事に剛の顔面を突き刺すようにバシッ!っと直撃したのである。

浩『あ...』

剛『テ...テンメェェェ!!ブッコロス!!!』

全てのセリフが全てカタカナになるぐらいの怒りで学校中に響き渡りそうな大声で叫びながら、筋肉質で太い腕を使って、拳を僕に繰り出してきた!!

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ドンッ!!!

痛々しい衝撃を放つ音が鳴り響いた。

浩『えっ???』

ビビって目を閉じてしまっていたが、衝撃音が鳴り終わって何とも無かったのか再び目を開けると...

浩『パ、パンツ?』

ではなく、女子生徒がハイキックで剛を軽々と吹き飛ばしていたのだった。

浩『ええぇぇぇぇぇぇぇ!!!』

続く。


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