今まであったこと①


畑や田んぼが広がる場所にポツンと立っている一軒家
5歳のころ東海地方の田舎に引っ越してきたころの記憶は今も覚えている
幼稚園に入る前だっただろうか
家の前はその時は舗装もされていなく、両親は不動産屋に
「ここはベッドタウンとして発展して便利になりますよ」
なんて言われて購入したそうだが、
僕が5歳の時から何にも風景は変わっていない。
さすがに覚えていることは少ない。 
なんにもない青空とブラウン管のテレビとまだ新しかった白い家


自分について考えだしたのは中学に入ってからぐらいだろうか?
興味があることにしか集中できない事に気づいた
授業は一体何をしていた、まったく覚えてもいない
記憶にあるのは部活の剣道だけ。
当時何を勉強したかなんかまったく覚えていないけど
剣道ではそれなりの成績を残していた

③中学で勉強に対してまったく興味がなかったしできなかったので
家から少し離れた工業高校に入学した
そこでは各地の勉強できない男の子達が集まってきていた
みんな車やバイクの話をして、セックスに対しての妄想や幻想だけの3年間
そこで、僕はインターネットに触れつつ、小説を読み漁って
放課後は剣道をしていた。

④中学・高校と剣道に打ち込んだが、勉強はさっぱりだったので
そのまま就職に、家から車で15分ほどのそれなりに有名なタイヤメーカーの
工場でのラインの仕事、一日何百本ものタイヤの検査係が仕事だった
タイヤが一本一本流れてくる時に機械音の
「エリーゼのために」が流れてくる、
6年間打ち込んだ剣道は何の意味もなかった

⑤工場で働き始めた19歳の頃、はじめて恋人ができた
恋人の両親は父親のDVで母親が出て行っており
彼女も高校を卒業したこのタイミングで母親を探したいと打ち明けられた
僕は毎日タイヤを検査するだけの生活なので、そういう事なら、と
面白半分で顔を突っ込んだ
結果として、2.3日で彼女の母親の居場所は特定できた。大分にいた

僕たちは長期休暇をとり、大分に新車のデミオで向かった。
片道15時間くらいかかった到着した、ボロボロのアパートと
出迎えてくれる、彼女の母親とその隣にいるすスキンヘッドの強面の男
その男が彼女の母親の再婚相手だった
そこで~3~4日くらいを滞在した
そこで、いろんな生き方があることを学んだ。

⑥大分から帰った僕たちは、お互いに興味がなくなり別れた
その後、うつ病の女の子と付き合い始めた、
僕は工場の反復する仕事がまったく嫌になりやめてしまった、
その時20歳になっていた。
駅前のファッションビルの中で働き始めた僕は
彼女に移動カフェの存在を教えてもらった。
所謂「オシャレ」なものに興味深々だった僕たちはすぐにそこに行った。
その場所に行くと、運転席と助手席以外を、エスプレッソマシンと
簡単なキッチンに占領された黒と赤のワーゲンバスタイプ2があった


これらを目次にして暇つぶしに書いていければ。
目次の続きは次に