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その2. 右脳派WEBライターが記事構成を考えるときに妄想していること

はじめに

私たちは普段から、スマホやタブレット、PCを使って、さまざまな情報に触れています。興味の赴くままにWebメディアに飛んでいっては、気になる記事を読んでいます。たくさんの記事の中には、スムーズに読める記事もあれば、読みにくくてイライラしてしまう記事もあります。

こういった「読みやすさ」は、単純に記事の内容にも左右されますが、そのメディアの記事ページデザインにも大きな影響を受けます。私は普段さまざまなWEBメディアで執筆をしているのですが、そのメディアの記事ページデザインを踏まえた上で、いつも構成を考えています。

記事ページデザインのタイプは大きく分けて3つ。今回は私が密かに妄想しているタイプ別読み方イメージと、それぞれの特徴をフワッと紹介してみます。

記事ページタイプは3つある

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先ほど言ったように、よくある記事ページデザインは、3タイプに分けられると思います。
・普通に下に向かってスクロールして読んでいくスクロールタイプ
・冒頭に見出しが並び、リンクで飛べるもくじ付きタイプ
・一通りスクロールして読んだら次のページに行けるページ分けタイプ

スクロールタイプ

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まずはスタンダードなスクロールタイプ。あの、水中の生物を覗き見るための箱メガネってあるじゃないですか。あれで記事を読んでいるイメージです。スマホの枠は箱メガネの枠。レシートみたいに長いものの上に枠を置いて、それをスライドさせながら読んでいく・・・みたいな感覚。

私はよくライフスタイル系のオウンドメディアで書かせてもらうんですが、きっと設計しやすいのでしょう、多くのメディアがスクロールタイプです。このタイプを採用しているメディアでは、2000文字前後で書くことが多いです。あまりに長い文章だと冗長になってしまうので。

当たり前のことですけど、WEBの記事ってスタートとゴールがありますよね。でも雑誌や新聞とかと比べると、視点を動かす自由度はとても少ない。視点は固定で指を上下に動かすだけ。飛ばしたいところはシャッとスクロールして早送りするしかない。映像的な構造だなと思うので、構成も一連の流れがスムーズになるかどうかをすごく意識しています。

もくじ付きタイプ

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もくじ付きタイプの記事ページデザイン、本当に便利ですよね。noteもそうなので、個人的にはわーい!って感じです。全体を見渡してから、読みたいところへピンポイントワープできる。普段ビジネス書とかを読むときに、もくじに目を通して読みたいところから読んでいく人は、すごく読みやすいんじゃないでしょうか。

実際にハウツーやライフハックとか、実用系の情報発信に強いメディアが、このタイプを採用していることが多い気がします。読者も手際良くサクッと情報を知りたい人が多いんでしょうね。ライターの立場からいうと、このタイプは見出し=サマリーの要素が強いので、タップしたくなる見出しを作ろうと頑張っています。この記事でその努力ができているかは微妙ですが。笑

ページ分けタイプ

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スクロールダウンが一通り終わると、次のページへ行けるページ分けタイプ。なんというか、RPGのダンジョンみたいなイメージなんですよ(あんまりゲームやらないですけど)。1ページ目を上から下まで一通り攻略したら、3ページ目の入り口までワープできなくもないけど、順当に2ページ目にワープした方が攻略しやすいんだよね・・・。みたいな感じです。

このタイプは、1記事あたりの文章が長くなりがちなメディアでよく採用されていると思います。ビジネス系のコラムとか、インタビュー記事とか。キュレーションサイトのまとめ記事でもちょこちょこ見かけますよね。地味にイラつかされることも多くて、次のページへ読み進めようと思っているのに、広告のリンクボタンに紛れてnextボタンが見つからなかったり、間違えて別の記事へ飛んでしまったり。読むのに集中力が結構いります。しかし有益な内容だと、こういう形式のほうがありがたいです。

私が構成を考える時は、ページごとにダイナミックな展開があるように意識しています。本で言うところの、章が変わるイメージ? 普通のスクロール記事が1時間のバラエティ番組だとしたら、こっちは連続テレビ小説みたいな感じ? うーん、うまく例えられない・・・。とにかく、nextボタンを押す面倒よりも好奇心が勝ってくれることを目指して考えています。

まとめ

以上、私が密かに妄想しているタイプ別読み方イメージと、それぞれの特徴でした!

正直ページ分けタイプは、むずかしくて頭を抱えることが多いです(そこまで考えすぎなくても良いのかもだけど)。そして最終的に編集の方がうまくまとめてくださる。がんばらなきゃなと改めて思いました。

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