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秋来ぬと 目にはさやかに見えねども

秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる

『古今和歌集』(巻四 秋歌上 169)に収録されている有名な和歌です。

まだまだ暑い日が続く夏の終わり頃、秋の気配がなかなか感じられないと思いながらも、風の音が秋の訪れを知らせてくれる。

そんな有名な和歌です。

多度津町でも相変わらずの酷暑が続きます。また香川用水の取水制限も始まりましたが、それでも朝な夕なに秋の訪れを感じることが多くなりました。

高松気象台の予報によれば、湿った空気の影響で雨が振りやすい日が続きますが、それでも最高気温は33−35度と高温が続きます。

まわりで熱中症になられた方も多く見られますし、自分自身もせんだって熱中症に罹りました。

これで安心とは思わずご自愛専一こころよりお祈り申し上げます。写真は、桜木の落ち葉。風の音だけでなく、秋は近づいていますね。

氏家法雄/独立研究者(組織神学/宗教学)。最近、地域再生の仕事にデビューしました。