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【14】山椒の佃煮作り 2022.5.15

 昔実家に山椒の木があって母が毎年佃煮をつくってくれていたのです。それが美味しくて、美味しくて、会社の独身寮に入ったときは大量に送ってもらって大事に食べたものでした。母が亡くなり実家の山椒の木も無くなってしまったので、家の庭に山椒の木を植えました。順調に育ってくれてようやく少しは実も採れるようになりました。
 山椒の新緑はほんとに綺麗ですね。

山椒の実はこんな感じで房状に付きます。
一粒の大きさは4mmくらい

 長雨が上がって天気になったので佃煮作りををしました。
 山椒の実はまだ未熟で中の種が白いうちに摘み取るのがいいそうです。枝には鋭い棘があるので、表面が硬い手袋で注意しながら採ります。

こんな感じです。

 摘み取った山椒の実はよく洗って、沸騰させた多めのお湯に入れて7-8分茹で、実が指でつぶれるくらいに柔らかくなったら、冷水に取って2-3時間さらして辛さ、しびれが適度に抜けたら、水を切り、お酒と味醂、醤油と水適量で煮て下のように出来上がりました。量はいつも目分量のいい加減です。 

実山椒の佃煮

 枝の先の柔らかい葉だけを採って木の芽の佃煮もつくりました。こちらはちょっとゆでて絞って適当な大きさに刻んで、あとはお酒と味醂、醤油と水適量で煮ればよく、水にさらす時間が不要なので実山椒より簡単にできます。

木の芽の佃煮

早速、夕食の時に炊き立てご飯に載せて食べてみました。
どちらもいい感じに仕上がっていて、山椒のひりりとした辛さがたまりません。
 
 でも、まだまだ母の味にはなりません。

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