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『生きるための哲学』【読書】

 『愛着障害』系の本を書かれている岡田 尊司さんの一冊です。
生きるためにどんな哲学をもって過ごしていったのかを事例をもとに書かれています。
一人ひとりの人間がどのように再生していくのかが書かれていて、絶望の中にいる人にでも希望を与えてくれる一冊だと思いました。

 それぞれの人が、その道に行き着くまで多くの困難や葛藤があり、でもその苦悩がその道を進むのに必要なことであり、前進するための養分となっていることを知りました。
だから、たとえ今苦しい状況にあったとしても、未来の糧になると思って、未来に希望を見出して耐えることも必要なのだと知りました。
これを書いていて、お笑い芸人の又吉がだいぶ前に近畿大学の卒業式で言っていた小説『火花』からの引用で、「バッドエンドはない、僕たちは途中だ」という言葉を思い出しました。

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