「ノウナイディスコ」をオタクがガチ考察する。



Hello.(こんにちは。)



ノウナイディスコ、良いですよね(ほんとに)

めっちゃ良い曲でかなり伸びてるにも関わらず、コメント欄を見る限り考察してる人少なそうなのでやります。居たらごめんなさい。

もし居たら、その方との違いを楽しんでってください。私が居ないと思ってる以上、事前知識が0な訳ですから、いい感じになると思います(語彙力)


では早速


1番歌詞の考察


でもさ、何時の間に僕は此処に立ってんだ

→ずばり、今回の曲の主人公的立ち位置「僕」が早速出てきました。

僕とは誰なのか。何なのか。ここが最初の論点な訳ですが、私は「恋なんてやめとけって!」みたいな感情であると考えています。

ノウナイディスコ(脳内ディスコ)なので、感情や理性が踊ってる(混在する)場であると考えました。

その感情君が「何時の間に僕は此処に立ってんだ!?」なので、「そんな感情がいつ沸いたか分からないな」的なニュアンスだと思います。

裏を返せば、この脳の持ち主は恋をしているという事ですね。



針飛びのダンサー濡らす閃光が

→針飛びって何!と思ったそこのあなた。雑に意味を書きます。

昔ってレコードで音楽を聴くじゃないですか。レコードって針でキュリキュリキュリってやるイメージありますよね?あの針がレコード本体の凹凸の所為でピョンピョン跳ねてしまって、音飛びしてしまう事を「針飛びする」と言います。

今回の場合はピョンピョン跳ねてる針を高揚する気分と重ねていると思います。恋してるから。そりゃ。



煙るフロア醸すぬるい体温が

→ここも恋の感情の説明かと思います。

煙るフロアのブチ上がってる感じ、ぬるい体温のドキドキする感じです。



まるで狂ったようにさ

→恋ですから。



めっぽう不安定なんて言ったって交わって踊っていよう

→めっぽう不安定なのは感情でしょう。恋で頭の中はグチャグチャ。感情が交わって踊ってます。



ミラーボール刺すレイザーきっと愛を照らせ

→「ミラーボール刺すレイザー」は所謂スポットライトと捉えていいでしょう。

もしくは「誰にでも当たるレイザーだが、愛はその光に当たって輝いている」的な解釈もしてます。

まとめると、そのフロアでは愛が主役(又は輝いている)のでしょう。



ねぇどうして?なんで?なんで?なんで?キミは突っ立ってんの?

→この「キミ」はおそらく、「僕」が他の感情から話掛けられてるんでしょう。

「この恋でみんな踊り狂ってんのになんでキミは突っ立ってんの???」です。

そりゃ「僕」は恋には反対派なので突っ立ってて当然です。



ひょっとしたら僕の方が変かな?

→場の空気に飲まれ始めてますね。「恋なんてやめとけ!みたいなのって、変なの?」です。



ちょっと休憩

1番終了です。

ここまで読んでくれた全人類に感謝。

「r-906さんはボーカロイドを声ではなく楽器として捉えてそうで良い。好きだ。」って言うのを昔からずっと言ってるんですが、この曲はなんか、声!!って感じですごい好きです。

いいよな。ほんと。

ではそろそろ続きを書きたい。

閑話休題。


2番歌詞の考察


借り物の愛で着飾って他の何かの為に踊っている

→ここからは過去編です。「僕」が生まれた理由なのではないでしょうか。

なんで恋に対して否定的な感情があるの?って事です。

恋した!好き!プーーン!!みたいな人もそこそこ多いこの世の中で(知らんけど)この感情が生まれた意味を辿っていきます。

この歌詞は「借り物の愛で着飾って」つまり、元カレ(カノ)があんま好きじゃなかったんでしょう。

惰性と義務感で付き合ってたのかな??って感じです。

「他の何かの為に踊っている」っていうのも惰性とか義務感とか罪悪感とかそう言う事です。原動力はそこにしかなかったんですね。



ワタシはキミが好きって言ったって私は君が嫌いな様です。

→ここが1番難しいポイントなのではないでしょうか。一人称多すぎますね。

ここを解き明かすには、一人称が何を示しているのかを明確にせねばなりません。

ここで注目すべきはズバリ漢字表記orカタカナ表記です。

「僕」から分かる通り、脳内の感情、理性は漢字で示されてる訳です。

つまりカタカナのワタシはこの脳の持ち主、キミは元カレ(カノ)でしょう。

具体的には「現実のワタシはキミの事を好きと言っても、脳内では嫌いなようです」が最適解なのではないかと思います。



堪えきれずに吐いた毒だって気がつきゃ真っ赤な金魚の様

→「耐えきれずに吐いた毒」というのは、おそらく関係に耐えきれずに吐いた「嫌いだ」とかのマイナスな言葉でしょう。

しかしそんな言葉も気がつきゃ真っ赤な金魚の様。

金魚とは、「金余」という単語と似ている事から、ポジティブな事の暗示として使われる場合が多いです。「赤」という色も皆さんご存知の通り「情熱」という意味があったり、神社の鳥居の色である事から「魔除けの色」とされている程にポジティブ色の強い単語です。

つまり、これらの歌詞からは「ネガティブ→ポジティブ」の動きが見られます。

どれだけネガティブな毒を吐いても、結果的には付き合い続けてしまったのでしょう。



だからさ繰り返すんだあの合言葉を

→「あの合言葉」とは「謝罪」でしょう。嫌いなままグダグダ付き合ってしまい、色々な物を失い、失わせてしまった事に対する後悔があるのでしょう。

加えて、ここから時間軸は現在に戻るのではないでしょうか。過去に対して今でも謝罪を繰り返しているという事でしょう。



ねえもう許してなんて言ったって間違いを呪っていよう

→かなりまんまの歌詞です。「許してほしい」と謝罪をしても尚、「過去の間違い」を今でも呪ってしまっているのだと思います。



華やかにシンセサイザーもっとフロア飛ばせ

→今まさにもう一度恋したこの脳の持ち主は結局フロア飛ばしまくりです。



ねぇどうして?なんで?なんで?なんで?僕が間違ってんの?

→「僕」は過去の過ちをずっと謝罪し、後悔してきました(後悔してきた感情そのものです)。

でも今脳内ディスコのバイブスはブチ上がってます。当然「僕が間違ってんの?」ってなります。



スパンコールのせいさもう分からないよ

→何も分からなくなってしまってますね。



後ろの正面だっていうのにさ。

→個人的No.1エモモポイントです。

みなさん、「後ろの正面だあれ」って聞いたことあると思うんですが、詳しい意味まではご存じない方が多いのではないでしょうか。

「カゴメカゴメ」は「籠め籠め」という漢字で表記されます。「籠」とはズバリ牢屋の事です。

「カゴメカゴメ」で遊んだ事ある方は一定数居ると思うのですが、真ん中で目を瞑るあの役は実は「死刑囚役」だったんですね。

では「後ろの正面」とは何なのか。

結論から言うと「死刑の為に呼びにきた看守」もしくは「脱獄の手助けをする仲間」と解釈されています。

この曲の「後ろの正面だって言うのにさ」の場合、

「看守」として解釈すれば、「恋(死刑)が迫ってる状況なのにさ!」と読み取る事ができ、

「仲間」と解釈すれば、「僕がこの恋という死刑が確定した牢屋から脱獄させてあげるのにさ!」と読み取る事ができます。

どっちが正しいとかではなく、二重の意味で解釈した方がオシャレだなと私は考えています。



めっぽう不安定なんて言ったって交わって踊っていよう。ミラーボール刺すレイザーきっと愛を照らせ。ねぇどうして?なんで?なんで?なんで?キミは突っ立ってんの?ひょっとしたら僕の方が

→意味は前に一度出てきた時と変化はありません



って嗚呼もう五月蝿いな!もう何だってんだ!

→僕が壊れてきました。脳内は一面恋モードです。



もう放っといてくれ!そんな目で僕を見ないで!

→一個上と同じです。完全に四面楚歌状態。



いっそ僕を殺して!

→「感情を殺す」という表現がありますが、おそらくそういう事でしょう。

こんなに好きになっちゃったんだから、「僕」と言う感情なんて無い方がいいですもんね。



そうやって繰り返し喚いてみたって何にもなんないよ

→「殺して!!」という喚きもそうですが、「恋なんてやめときなよ!!!」みたいな喚きもそうでしょう。「僕」は完全に無視されてます。可哀想。まるで大学の中の私みたいですね。



燻る脳内はキミしか居ないから

→めっちゃ好きじゃん。「僕」があんだけ「やめとけ!」って言ってたのに、もう脳内はキミしかいません。𝓛𝓸𝓿𝓮…



あとがき(蛇足)

あとがきです。ここが1番自由に書けるので書いてて楽しいです。

「真っ赤な金魚様」というところ、闇のオタクすぎて、どうにか「血まみれの元カレの死体」と繋ぐ事ができないかを考えていると、数日経っていたので諦めました。かなC!!!!

なんか、思ってたより書くのに時間かかっちゃって、数日跨いで書いたので、矛盾とか、ガバガバ解釈が多いと思いますが、それもまたジョジョ的な楽しみ方としてアリかな?と思うわけです(言い訳)

では、文字だらけの記事をここまで読んでいただき感謝です。


𝓰𝓸𝓸𝓭 𝓫𝔂𝓮…

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