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宇多田ヒカル「One Last Kiss」



ルーブルに行きたい!!

宇多田ヒカルさんの「One Last Kiss」を聴くとどうしようもなくルーブルに行きたくなる。

実はまだルーブルに行ったことがない…

ルーブルも何も、私はほとんど自分がその時その時生活している囲いから出ずに、世界を知らないまま生きてきた。 

まあこれからの話でもあるが。

ルーブル美術館にある「モナリザ」はどんなのだろう。実際に目の前にする時、どんなことを思うのだろう。モナリザの目を通して何を見るんだろう。

寂しくないふりしてた

まあ、そんなのお互い様か

誰かを求めることは

即ち傷つくことだった

宇多田ヒカル「One Last Kiss」


あのむず痒さを感じるには色んなラブソングを聴いてもらえばいいのだが、この歌詞には心地のいいむず痒さがある。爽やか。
一見ラブソングなのだが、ラブソングでは囲いきれない世界の理そのものが内包されていると思う。

誰かを求めることは即ち傷つくことだった。
求めてはいけないものを求めるにはそれ相応の代価が必要だ。世界の均衡はきっとそうやって保たれている。何事も等価交換でなければならない。私が渡せる代価は忘れないことだ。


この時の劇場版エヴァンゲリオンもちゃんと観てきた。初めてエヴァを観たのは金曜ロードショーで、まだ小学生の時だった。そして、この代物は今のお前には無理だ立ち去るが良いと、小学生のガキなりに悟った。
この作品は、一歩外せば永遠に抜け出せない魅力がある。
そのうち劇場版の見直し+テレビアニメシリーズを全て観たい。


「忘れたくないこと/忘れられない人」と
「l love you more than you’ll ever know」
が同じメロディ仕様なのも素敵だと思う。

イントロの部分は、もちろん劇場版の影響もあるが、
電車が風を連れ、大切なものを乗せ、向こうの向こうへと連れて行ってくれるような、自由でいて、優しさのある疾走感を心臓の内側に感じることができる。


いつかルーブル美術館に行って、「モナリザ」をこの目で見たい。そして、美術館を出たところで、この曲を聴きながら「なんてことはなかったわ」と口ずさみたい。


(マッチする電車の写真あるかなと探してみたら、思いの外電車関連の写真多くてびっくりした。電車乗りすぎですね)(ちょっとお裾分け)

2023.11.4 星期六

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