だいちゃんが作ったお米が、うんまい。
17日間のインターン生活を終え、東京に戻ってまいりました。くろちゃんです。
南伊豆滞在中のこと、書き足りていないので、もう少し余韻に浸ろうかなと。
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東京へ戻る前夜に食べたカレー。とてもおいしかったのを、よく覚えています。
そのおいしさは、味付けだとか、素材のよさだとか、そういうのとは違う気がしていて。これまであまり意識したことのなかった"おいしさ"のこと。きょうは書こうと思います。
とりあえず食べられればオッケー。
わたしはそれほど、食への関心が強い方ではありません。一人暮らしの会社員、仕事が忙しくなると自炊する余裕がなく、コンビニごはんで済ませることもしばしば。
いや、忙しくなくとも、何を食べていたのか思い出せません。どれだけ、いい加減な食生活を送っていたのか。
マズくなければ、食べられれば、とりあえずオッケー。本当にそんな感じでした。
味だけじゃない、おいしさ。
そんなわたしが、「めちゃくちゃ、うんまっ」と感じたごはん。それが、東京へ戻る前夜に食べたカレーです。
南伊豆で食べるカレーは二度目。
カレーが大好きだが、辛いのは苦手なわたし。一度目に食べた少し辛いカレーに、ひーひー言っていた記憶があります。
▲これは、一度目の少し辛いカレー。これももちろん、うんっまかったっす。
でも、今回のは、そんなに辛くない。
「あんまり辛くないね」というと、「今回はくろちゃんのために甘めにしたよ」と答える、料理担当のカレンちゃん。
、、もうその優しさだけで、美味しさ倍増。
辛いのが苦手だと覚えてくれていたこと、わたしのために辛さを抑えて作ってくれたこと。
カレンちゃんのやさしさが、いい隠し味になって私の心に染みます...。
このカレーがおいしかった理由、それだけではありません。
"だいちゃんが作った"お米。
宿「ローカル×ローカル(通称:L2)」にいると、よく、町のひとが顔を出してくれます。
南伊豆で米農家をしているだいちゃんも、そのうちのひとり。下がった目じりと、緩んだ口元が印象的な、"全身からやさしいオーラが溢れでているひと"です。
わたしがL2に滞在している期間にも、何度か宿に顔を出してくださり、一緒に食卓を囲んだりもしました。だいちゃんがいるとその場がふわっとやさしく、あったかい場所になるなあって、思います。
「新米ができたよ」とだいちゃんが宿に届けてくれたお米を、今回のカレーに使っていました。
そう、おいしさの秘訣はここにあったのです。
"だいちゃんが作った、お米"、おいしいに決まってる。
なぜ、そう思えたかと言うと、同じくインターンをしていたノアちゃんのnoteを読んでいたから。
味がおいしいのはもちろんなんですが、"米への愛"が溢れるだいちゃんが大切に作ったお米、という事実が、カレーを何倍にもおいしく感じさせてくれるのです。
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きよりやで"しようちゃんが作った朝食"、"森さんの農園で採れた野菜"、"だいちゃんが作ったお米"など。
風味や食感、そういったおいしさだけではなく。
だれが、どんなひとが作っているのか、どんな思いで作っているのか。知ることでより一層"おいしさ"が増していく。
前回記事に書いた、「森さんの農園」での経験に続き、ここでもまた、"個"を知ることは、一つ一つの物ごとを味わい深いものにしてくれるな、と。
そういった、"味わい深いもの"をたのしむ機会を増やしていきたい、と、いま強く思っています。
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