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21/08/05 Tottenhamプレシーズンマッチ④

Kane問題で落ち着かない日々です.

試合前情報

今回はTottenham Hotspur vs Chelsea FCの試合.”The Mind Series”という名称でArsenal含めロンドン3チーム総当たりで行うプレシーズンマッチです.

備忘録:東京オリンピック,サッカー日本代表は準決勝でスペインと対戦し,延長戦の末0-1で敗北.Pau Torresの落ち着きに痺れました.

ChelseaはArsenalとの試合(2-1で勝利)から中2日.翌週8/11(木)のUEFA スーパーカップに向けコンディションを上げているところです.

両チームともイングランド代表メンバーは不在.Llorisは負傷があるらしくGolliniデビューです.Euroベスト4まで残っていたHojbjergが先発は驚き.Skippが完全にWinksのポジションを奪ったのか.開幕戦はこのメンバーが濃厚ですかね.

試合内容

今回からフォーメーション図において相手チームの選手名を省略しちゃいます.時短のために...

Spursは433.MK Dons戦と似た形ですが,中盤でロスト,カウンター受ける形が多発.

中盤アンカーに加えインサイドハーフもセンターバックの横に下りてきてビルドアップ,サイドバックに散らしてそこから縦侵入が主な形だが,縦のウイングと中央サポートのインサイドハーフを掴まれるとやれることがなくなる.Chelseaはセンターバックーサイドバック間がタイトで,そして前のセンターハーフ2人も危機管理能力が高い.足元ばかりのパス回しと闇雲なドリブルはKanteの餌食でした.

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Chelseaは攻撃時4231のようで,左サイドのHavertzが中に絞りAlonsoが1列上がる3241のような形かな.Hojbjergの脇でZiyechとHavertzが引き出し素早くサイドに送る流れがスムーズ.Spurs陣内への侵入時にSkipp,Deleが慌てて中盤を圧縮しにくる光景を見て,仕上がりの違いを感じました.また守備陣裏のスペースも敏感に感じ取り,3人目の動きでそこに流れる意識も素晴らしい.2点目のシーンなどはWerner,Havertz,Alonsoがワンタッチで左から1レーンずつずらしながら侵入,Alonsoの折り返しを受けたZiyechのシュートはさすがとして,連携面で差を見せられた.

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Spursの視点で言えば空いたスペースを埋めるために人をどんどん動かしてしまったのが良くない.3バックならまだしも4バックでTangangaとDierのあれは動きすぎで,でも動かざるを得なかったのはサイドバックや中盤の強度不足のためにも見えた.
Hojbjergは後半からWinksと交代.アンカー1枚よりフラットに中盤2枚の方が守りのバランスは良かったように思う.60分過ぎでメンバー変更したChelseaに対してSpursは両サイドバックとBergwijnを除きフル出場.2点とって同点に持ち込んだがどちらもカウンターから.ボール保持時の攻め方に課題が残ったといえる.

今後の展望

裏へ走らせる,サイドチェンジなど長いボールを混ぜたボール回しと,スペースを埋めに走るのではなく初めから侵入させない守備ブロック形成が必要.Romeroも冨安も獲るなら3バックを試してほしい.

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