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ひょうごTECHイノベーションプロジェクト

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兵庫県内にある様々な社会課題・地域課題について、主に県内の起業家や事業者が有する情報通信技術を中心に、ものづくりや建築・土木等の工業技術などを活用し、その課題解決を図っていくプロ… もっと読む
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記事一覧

<実証レポート>一緒に笑って、一緒に泣こう!障がいがある方も含めた「みんな」で楽しむエンタメ体験の実証

本記事は、掲題の実証実験に伴走者として参加したひょうごTECH事務局スタッフによるレポートです。 実証事業者:NPO法人ピープルデザイン研究所 フィールド提供者:三木市 課題:一緒に笑って、一緒に泣こう!障がいがある方も含めた「みんな」で楽しむエンタメ体験の実証 プロジェクト概要三木市では、2015年4月に「三木市共に生きる手話言語条例」を制定し、手話に対する認識と普及に努めており、2019年には読書バリアフリー法が施行され、図書館では自分に合った読書のかたちを選べるよう

<実証レポート>小規模農家を中心とした人手不足を解消し、関係人口へのきっかけづくりとしたい!

本記事は、掲題の実証実験に伴走者として参加したひょうごTECH事務局スタッフによるレポートです。 実証事業者:株式会社タイミー フィールド提供者:丹波篠山市 課題:小規模農家を中心とした人手不足を解消し、関係人口へのきっかけづくりとしたい! プロジェクト概要お正月に欠かせない正月の黒豆の特産品で有名な丹波篠山市。 近年は黒豆を完熟前に収穫した「黒枝豆」が注目されています。 黒枝豆は一般的な枝豆に比べ、大粒で甘みが強く、10月の約2~3週間しか食べることができないため、「幻

<実証実験レポート>デジタル技術で消防団強化!情報伝達の迅速化・団員増加により地域防災力を高めたい!

本記事は、掲題の実証実験に伴走者として参加したひょうごTECH事務局スタッフによるレポートです。 実証事業者:バーズ・ビュー株式会社 フィールド提供者:明石市消防局 課題:デジタル技術で消防団強化!情報伝達の迅速化・団員増加により地域防災力を高めたい! プロジェクト概要本プロジェクトは地域の消防団が主役です。 消防団は、平常時には訓練、火災予防の啓発などをし、災害時には地域を守るために出動し、消火活動や救助活動などを行っています。南海トラフ地震など、大規模な災害の発生が危

<実証実験レポート>出会いの場を創出したい!~未来のライフデザインをサポート~

本記事は、掲題の実証実験に伴走者として参加したひょうごTECH事務局スタッフによるレポートです。 実証事業者:フタリノ株式会社 フィールド提供者:三田市 課題:出会いの場を創出したい!~未来のライフデザインをサポート~ プロジェクト概要三田市における25歳〜39歳女性の未婚率は44.2%と、全国平均の39.5%よりも4.7ポイント高い状況にあります。この未婚率の高さは、「結婚したいと思える人に巡りあえていない」ことが原因だと考えていたため、出会いから結婚における様々な段階

<実証実験レポート>「竹害」から「地域資源」へ。放置竹林の竹を有効活用したい!

本記事は、掲題の実証実験に伴走者として参加したひょうごTECH事務局スタッフによるレポートです。 実証事業者:リーフエア株式会社 フィールド提供者:淡路県民局 課題:「竹害」から「地域資源」へ。放置竹林の竹を有効活用したい! プロジェクト概要 タケノコの輸入やプラスチックなど建材の代替品の増加、人口減少・高齢化の進行により竹林の定期的な管理が行き届かないことから、放置竹林が拡大し、全国的に問題となっています。 兵庫県も同様で、県内でも特に淡路島で顕著になっています。淡路島

<実証実験レポート>若い人も参加しやすい自治会へアップデート!事務負担の軽減と活動の見える化

本記事は、掲題の実証実験に伴走者として参加したひょうごTECH事務局スタッフによるレポートです 実証事業者:ソーシャルアクションカンパニー フィールド提供者:芦屋市 課題:若い人も参加しやすい自治会へアップデート!事務負担の軽減と活動の見える化実証実験! プロジェクト概要自治会活動の作業負担軽減と、活動の継承は、芦屋市に限らず全国的な課題となっています。子育てや仕事をしながらでも自治会運営に携われる環境を整えること、地域での活動を活発化させること、現自治会の加入者だけでな

音声文字起こし技術がもたらすバリアフリーな行政サービス

今回のレポートは、2022年に三木市障害福祉課の課題「誰一人取り残したくない!コロナ禍で以前よりコミュニケーションが難しくなった難聴者を支援したい!」に取り組んだ記録です。 手話をひとつの言語として考えている三木市 三木市では2019年に「手話言語条例」を制定し、手話に関する各種施策を推進してきました。 しかし、コロナ禍で一般的となったマスクの着用やアクリルパネルの設置によって、難聴者や聞こえにくい方とのコミュニケーションにおいて新しい課題が生まれています。実際に障害福祉

シカによる獣害に対して、超音波を使った子どもにも安全性の高い実証実験を、中学校の敷地内で行いました

今回のレポートは、兵庫県新温泉町教育委員会 こども課の課題「子どもが安心できる鳥獣対策求む!シカ等の侵入から学校生活を守りたい!」に取り組んだ記録です。 新温泉町の学校はシカ被害に悩まされていた新温泉町は、兵庫県の北西部に位置し、北は日本海、東と南は香美町、西は鳥取県に接する地域で、内陸部は1,000メートル級の山々に囲まれています。 シカの生息域である山林に隣接する学校では、シカによる被害に悩まされています。 グラウンドにフンをまき散らすフン害や、植栽木や学校農園の作

自治会活動の見える化、フードロス削減、消防団のデジタル化など、兵庫県での実証がスタートしました!

「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」は、課題を抱える市町の職員と民間の事業者が協働して新たなサービスを構築・実装し、課題解決を目指す取り組みです。 今年で2年目となる本取り組みですが、今年度WEBサイトで公募した8つの課題について、課題と事業者のマッチングできたので、その発表を9月22日(金)に起業プラザひょうごにて行いました。 当日は兵庫県の齋藤知事から、本取り組みに対する思いや期待をお話いただいたほか、課題を提示した市町等の担当者からの課題説明と、課題に取り