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LINEのアイコンをラーメンとか車にするな②

おい。
おい、男。
そこの、男ども。
ちょっといいか。
アホな顔して必死にゲームしてる、LINEのアイコンがラーメンとか車の、お前らのことだよ。
まず、LINEのアイコンをラーメンとか車とかバイクにすんな。
なぜなら、ラーメンと話をしたい女は存在しない。みんな人間と話したがっている。でも、キメキメの自撮りはやめろ。
あるだろ、何か、趣味の場とか飲み会とかで友達から撮られていた写真が。自然な表情の、なんか楽しそうな顔してるやつ。そういうやつにしとけ。無いんか。お前、趣味ばっかりはいっちょ前にたくさんあるのに、写真撮ってくれるような友達、おらんのか。大丈夫か。
まあいいです。
これから話すことは、アイコンなんかよりもずっと大事な話です。
今日は黙って話を聞いてくれ。


聞かれたことしか回答しない男、なんなん。
マッチングアプリで会っても質問に答えるだけの男、なんなんだって聞いてるの。
例えば
私「朝ご飯、ちゃんと食べる人ですか」
男性「はい。食べますね」
私「何を食べるんですか」
男性「パンですね」
私「パン、好きなんですか」
男性「はい」

私「お住まいはどちらですか」
男性「北千住です」
私「なぜ北千住に?」
男性「職場が近いので」
私「便利そうですね。北千住ってすごくきれいに再開発されてるんですよね。ルミネもマルイもあって、学生にも大人にも人気で、住みたい街にランクインしてたりするし。あいみょんの歌詞にも出てきますよね」
男性「あいみょん聞かないので。すいません」

私「好き嫌いはありますか」
男性「特にないですね」
私「私、セロリが苦手なんです」
男性「そうなんですね」
私「はい」

私「趣味はなんですか」
男性「映画観賞ですかね」
私「どんな映画を観るんですか?」
男性「いや、特に。全般ですね」
私「今年特におもしろかった映画ってなんですか?」
男性「一番おもしろい本って即答するできるほど簡単に決められないですよ」
私「あ、そうですよね。すいません」

~解散後~

男性「すごく楽しかったです。またお会いしませんか」
私(おうおうおうおう、まてまてまて。一方的に私がインタビューしてるだけの2時間でしたが、お前はどこに手応えを感じたん?後学のために教えてくれ。具体的にどこにどんな手応えをどれくらい感じたのか教えてくれ)
っていう経験している女性、何万人いると思ってんだ。
そりゃそっちは楽しかったでしょうに。こっちがインタビュアーとなっていたんだから。
勘違いしないでほしいのは、我々は別に男性におもしろ回答をしろという要求はしていません。私を楽しませてほしいという要求もしていません。
デートとは互いのQ&Aで成立するものだと思うのです。
語彙力をキャンプ場とかゴールドジムとかメンエスとかに置き忘れてきたようなコミュニケーションはやめてほしいのです。


時間の感覚がおかしい男、なんなん。
例えば
男性「今週の土曜って空いてませんか?」
私「すいません、今週は土曜日予定あるんですよ。来週の土曜日なら空いてますよ」
男性「了解です!またご連絡します」

~翌週木曜日~
男性「明後日の土曜、空いてましたよね?飲みに行きましょう」
私「すいません…もう空いてないです…」

こういう時間感覚で生きている男、なんなんだって聞いてんの。
先週の時点では確かに空いてたけど、そこから1週間くらい経過してるからな。まだ空いていると思うなよ。誘いがくるかどうかもわからんお前のために空けていると思うなよ。
この辺のスピード感合わない男、ストレスなんよ。
さらに言えば、日程だけ決めても時間とか行先の連絡とか相談を全くしてこない男、なんなん。やきもきするのよ。なんでそっちから誘ってきてこっちがどこに何時か聞かないといけないの。
約束したときはムラムラしてて、今は賢者タイムなんか?
私たちの生きる時間は皆平等です。でも、生きるスピード感は皆違うのです。そのことを忘れないでほしいのです。


いちいちクセのある返答してくる男、なんなん。
例えば
私「私は家が東横線沿いなので渋谷あたりだと助かります。●●さんはどのあたりに住んでるんですか?」
男性「僕は新宿から乗り換えなしで各駅停車だと41分の駅です。快速だと33分です。通勤快速だともっと早いですよ(^^)どこだと思いますか?」
なんなん。急なクイズ。知らんって。どこでもええって。住んでる場所の質問ってまだ序盤だぞ。リズミカルに会話しようや。


あとは
男性「●●さんは和食とか似合いそうですよね」とか言ってくる男、なんなん。
会ったことないマッチングアプリの人に限って言ってくる。和食が似合いそうってどういうことだよ。日本人顔はだいたい和食似合うだろ。言うことなくてひねり出したみたいなコメントかよ。


あと特定してくる男、なんなん。マジで怖いって。
「化粧品メーカーで本社が●●駅ということは、××か△△ですかね」とか。その特定に何の意味があるん?すごーい!ってならんぞ。こわーい!だぞ。特定できてしまっても親しくなかったらそれについて言及はしない。それが気遣いだと思うのです。


「あーそれ、俺も」って2000回言う男、なんなん。
例えば
男性「目玉焼きにはソース?醤油?塩胡椒?」
私「私は、ケチャップですかね」
男性「あー。俺も。ケチャップ好き。いいよね」
私「いや、やっぱり醤油でした。ケチャップはオムレツでした」
男性「あー、俺も。なんだかんだで醤油だよね」
私「でも、最近は塩胡椒ですね」
男性「一周回って塩胡椒ってなるよね。俺も俺も。わかるわ~」

お前、肯定マシーンか。「人は同種に惹かれます。女性の話は肯定しましょう」というステレオタイプを刷り込まれし悲しき肯定マシーンか。


ステレオタイプと言えば、デートの序盤で何気なく聞いた「好きなタイプ」に明らかに(あの……それ……私のこと……ですね…)みたいな回答ばかりしてくる男、なんなん。
「好きなタイプを聞かれたら相手の特徴を外さないようにしましょう」的な汚れたSEO対策のコンテンツを鵜呑みにしている男、なんなん。
こっちをチラッチラッって見ながら「俺は髪が短くて~、すらっとしてて~」みたいな男が来ると(これは抱きに来てるな…)って警戒するし、同時にこんな手法を採用している男には絶対に抱かれないぞと硬く決意してるからな。


ここからは私の独り言だし、別に「できればやってほしいな」とは言わないけど、「ドア開けてくれる」とか「奥に座らせてくれる」とか「店員さんを呼んでくれる」とか「飲み物、次はなにがいいですかと聞いてくれる」とか、いわゆるエスコートをしてしてくれる男性ってすごく多から、それをしてくれない男性、悪い意味で目立ってるぞ。以上、独り言終わり。


リアクション小さい男、なんなん。
犬でも死んだん?っていうくらい声小さい男、なんなん。


語尾を言い切らない男、なんなん。なんか語尾に近づくにつれがゴニョニョする男、なんなん。飲み込むタイミング完全に見失ったホルモンでも口にあるんか。

酒豪自慢する男、なんなん。「俺、毎日家でも飲むし、週末は毎週のように飲んだくれてるよ。この前外で寝てたわww」みたいなアピールする人、なんなん。どう考えても(素敵!抱いて!)ってならんし、本当の酒豪は酔って外で寝たりしないからな。


何も成し遂げてない男、なんなん。
「最近、ジムに行き始めたんだよね。YOUTUBEでもめちゃくちゃ筋トレのやつ見てる」って言ってくる男、なんなん。どこに「すごい!」ってなればいいん?「俺、もう少ししたら仲間と起業する予定なんだよね」とか。予定とか意気込みは知らんて。意気込みだけは彼女はできんて。


「ふっ」って笑うハイスペ男、なんなん。
お前、モラハラとかDVしてくるだろ。
お前、共感能力ゼロで解決のための提案だけゴリゴリに押し付けてくるタイプだろ。


まじで、男、なんなん。

私たちはこんなにも違う生き物なのに、悲しいくらい互いを欲してしまうのです。
きっとそれは、互いの足りない部分を補うためだと私は思うのです。
つまり、私たちは互いに不完全なのです。
そんな不完全な者同士が恋愛をして、一緒になり、幸せになるために必要なのは、互いのたゆまぬ努力と歩み寄りだと私たちは考えます。

なので、まずは手始めにその車とかラーメンのアイコンは今すぐ変えるように。
いいか。
車とかラーメンと話したい女は、いない。

以上。解散。

ありがとうございました
おしまい

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