Mリーグの新加入選手はコレだ!


「チーム雷電、獲得希望選手」


今期のチーム雷電の麻雀も面白かった。しかし足りないものが一つある。

空腹時の黒沢さんにささげる、いけにえのシロナガスクジラか?
いつものミンククジラでは足りなかったのか?
…違う。

こいつらはいかにも強そうという「迫力」だ。

黒沢プロは見た目そのまま、華奢でエレガントな女性である。
ベルサイユ宮殿の庭で、麗しくバラの花の香りを愛でていそうな女性である。…あれ、おかしいな。バラの花をムシャムシャ食っている映像しか浮かばない。いやいや、しかし妊婦である。か弱き存在、人類が守るべき対象である。縄文時代なら土偶のモデルになっているところだ。

そして瀬戸熊プロ。
そのまま若返らせて女装させたら、ただの満島ひかりである。うっかりフォルダー5で歌っていてもおかしくないくらい、野生的な泥臭さがない。さらに負けてる時の、せつない色気のある表情がウケてるため、暴君と呼ばれながらも、実際のイメージはポックンである。金持ち、亀持ち、いたらきもち、ポックンは歩く身代金。麻雀は強くても、奥様にお小遣いを全部握られている弱い亭主なのである。その印象が強く焼きついている。

さらにハギーこと、ハギー。
今期も最高に面白く、そして弱かった。前期から1年経って上手くなったのは、巻き舌だけだった。一流俳優が闘志むきだしの顔を作っても、これが劇場のスクリーンなら最高にカッコイイ男だが、Mリーグの登場ゲートにおいては、残念ながらすでに面白い。ケンシロウに案の定ビンタを食らう前のアインみたいな面白さがある。

そんな、面白いながらも迫力のないチーム雷電に、この選手をぶちこんでみよう。おそらく今、強い女流プロといえば5本の指に必ず入る、その中でもまさに親指のようなトップ女流プロだ。

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仲田加南プロである。

人気プロなので、ほうっておいても、いつかはどこかのチームに入りそうだが。そこは早めに雷電が獲得したほうがいい。雷電のユニフォームを着せたら、あら不思議。急にチーム全体が太マジックで書かれたようにパリッと映えてくる。

おそらく、サクラナイツ相手に相当強いはずだ。なにせ彼女は女流桜花のタイトルを何度も獲っている。桜といえば、こちらが女王なのだ。先日も桜の季節に女流オープンで優勝した。春に強い女性、終盤戦からファイナルまでの季節に、怒涛のように勝ちまくるじゃろう。仲田プロがいれば、決勝に必ず進める!

それと今までのMリーグ、せっかく女流プロを増やしたくせに、男性ファンの好みをカバーしきれていない。セクシー好きは高宮、スレンダー好きは岡田、ロリコン好きは魚谷、もっとロリコン好きは丸山、女王様好きは瑞原、もっとドM勢は茅森、ギャル好きは和久津、可愛い笑顔のエクボ好きになると、二階堂と日向でかぶっとるやんけ!

ウヒョ助鈴木たろうプロのように、巷には大勢おる、ぽっちゃり好きの男性陣を誰一人もカバーできていないではないかッ!!

そこで仲田プロである。一人で3.5人分くらいカバーできておる。
仲田プロを投入すれば、Mリーグの布陣としても磐石である!


「EX風林火山、獲得希望選手」


いろいろゴシップに悩まされ、どこか萎縮していた風林火山。
今期は麻雀の方も、どこか萎縮していたような物足りなさだった。
ツイッターも麻雀もダマかよ!…みたいな。

無駄にイメージがお利口だったので、なおさらダメージが深かった。実際、チームの中でも、Mリーグ全体を見ても、本当にお利口なのは滝沢プロだけである。いいじゃねえか、ヤンチャだって。麻雀プロになろうと考えること自体、酔狂にもほどがある人種ばかり。ヤンチャが集まってる業界なのだ。

そこであえてヤンチャイメージの最高峰をぶちこむことにより、本来めちゃくちゃ強いはずの風林火山を「無駄に萎縮させてしまっている、お利口の顔」を破壊してしまおう。もちろん麻雀のレベルも人気も、既存のメンバーに負けない強い男である。

こいつだ。

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猿川真寿プロである。

モンキーリバーを風林火山にぶちこむ!
自分で描いてみて、こんなに風林火山のユニフォームが似合うとは思わなかった。西遊記のマチャアキみたいだな、マチャトシ。

実力や人気はもちろんのこと、連盟プロ主体のこのチームに相性がすこぶる良い。一番相性が良いのは、二階堂瑠美プロだが、良すぎて逆に刺激が足りないかもしれない。しかし猿川プロならスパイシーかつ、チームの味のバランスにはばっちりハマリそうな香辛料だ。滝沢プロとも仲がよい。

ちなみにかつての猿川プロ。
そこはやはりモテるので、昔はなかなかのヤンチャっぷり、もしフライデーが彼を追ったらページが足りなくなるくらいであった。それが一度バレた時は、しこたま連盟の偉い人に叱られ、石田亜沙己プロに両玉をクリケットで飛ばされた。今その場所には「両玉鎮魂塚」が建造されている。

しかし彼がタフなのは、フライデーより面倒臭いスペネコスポーツに追われながらも、飄々と数年、耐え抜いたことだ。さすがに今はネタとしてイジるにも過去の話になってしまった。すげえなコイツ。

その当時「なんであんな美人な奥様いるのに、キミの如意棒は…」と話しかけたら「しんちゃんが可愛いので、これからはしっかりしようと思います…」という返事が返ってきた。しんちゃんって誰じゃ、堀慎吾プロか? …どこが可愛いねんアレ、水辺の妖怪じゃねえかって思ったら。

しんちゃんとは、彼の幼い息子の名前であった。

あれから数年、ほんとに何のトラブルも起こさず、ド真面目にプロ活動をしている。父親になるって、そういうことなのかと驚いた。もっといえば、奥様につけられた知恵の輪がギリギリと締まっているのであろう。カリの部分に。

そして彼は今、RTDなどで活躍しながらも、ツイッターで定期的に井出康平プロをイジっている。先日、わしが井出プロと会って話した時、猿川プロ黒木プロの名前が出た時だけ、笑顔が凍っていた。たぶん苦手な先輩なのだろう。

風林火山の守り人になりそうな感じもあり、かつ愛のある後輩いじりによって、どこか緊張感残るギスギスした界隈の凍った空気を和らげてくれる、そんな楽しい猿回しをしてくれそうな期待もある。

一番ツラがまえの無愛想な男が、一番まわりに笑顔を運んでくれるかもしれない。


「赤坂ドリブンズ、獲得希望選手」


まず、丸山プロはクビである。
悪いがチームを抜けてもらおう。
さよならだ、まるこ。

育成選手としてドリブンズに入った、才能ある若手女流プロではあったが。「ベテランのおじさん3人に麻雀を教わる」という環境が、本人のためになっていなかったような気がする。甘えすぎだ

麻雀は「教わるのも大事だが、何より打って自分から学ぶことが大事」なのである。しかし監督の方針で、たった10回の少ない登板である。1試合出ただけでも、かなり多く学べるMリーグという最高の舞台において、たったそれだけである。

丸山はマスコットか!

というわけで、育成させる気がなく、控え室の飾りの人形にするくらいなら、ドリブンズを出て行ってもらおう!

そもそもオッサン3人も、笑顔の可愛いピッチピチの女流プロが入ったことで舞い上がっていた。「俺たちは麻雀の先生!」みたいな偉そうな顔で、浮かれてポンポコ腹踊りしやがって。丸山プロもそれを見て笑っていてはダメだ。どんどん親父どもが調子にのる。

実際は、丸山プロがオッサンたちを甘やかしてしまっていた。

昨年の優勝で王者になったことにより、挑戦者の精神を忘れてしまっている。先生になるなんて半年早い。オッサンたちは終盤に初心を思い出して気合を入れていたが、ちょっと遅かった。

そこで、そんな丸山の代わりに誰を入れるか。
オッサンを甘やかさない、この女流プロである。


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和泉由希子プロである。

連盟女流四天王の一人である。ただでさえ連盟ってだけで圧が強いのに、さらにこの凍ったアイスドールの表情である。たとえオッサンがラスってしょんぼり控え室に帰り、それに彼女が「ドンマイ」とやさしい言葉をかけてくれたとしても、表情がコレである。丸山プロみたいに「惜しかったですぅー」って、半べそ笑顔で慰めてくれない。

さらにオッサン3人が、どんなに麻雀界でキャリアを積もうが、アベマTVで人気が出ようが、和泉プロはフジテレビの超人気番組『あいのり』出身である。麻雀の経験ならオジサンは年の分だけ見栄を張れるが、エンターテイメントの世界での経験は、和泉プロが格上すぎる。

見栄だけで生きているわしら中年男性にとって、これはツライ。勝敗がすでについている。もう若い女性だからと、イキった態度も取りづらい。もっといえば、そんなに若くもない。しかし今も変わらず美しい和泉プロ。やはり寂しい独身中年としては、彼女に褒めてもらいたい…!

そこは甘えずがむしゃらに麻雀で勝ち続け、いつかその腕で、和泉プロのやさしい笑顔を引き出すしかないのである。


「コナミ格闘倶楽部、獲得希望選手」


もうすでに、4人選手が埋まっているコナミチーム。

しかしサポーターたちは毎年、心配していることがある。
コナミのお父さん、前原プロが「私はもう十分だ、キミたちは立派に育った。あとは若い子たちで頑張ってくれ」と、チームを去ってしまうのではないかという不安だ。前原プロの麻雀をもっと見ていたい。

相変わらず麻雀は強いし、年齢のわりに、体力もかなりある方だ。
しかし前原プロはどこかで格好つけて、そんなことを急に言いだしそうなキャラなので、とにかく怖いのである。おそらくたとえMリーグ選手を引退したとしても、変わらずヒサトプロと一緒に楽屋にいるのは間違いないのだが。

その不安は、もうすでにある。
あまりにも今期のコナミの散り際が、カッコ良すぎたのだ。
ロマンチストの前原プロなら「ここぞ!」と引退しそうなタイミングでもある。なので前原プロが去った時のことも考慮して、新加入の選手を考えておく必要がある。

前原ファミリーのお父さんがもしも去った時、家長を失った家族に必要なプロはこの人である。新しい命の芽生え、まるで孫のような、希望に輝く笑顔といえば、この女流プロである。


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丸山奏子プロだ!

Mリーグがこいつを手放すわけねえだろう!
当たり前じゃろ。ドリブンズから引き抜きだ、このやろう!
わしがクビを許さねえ!

昨年、乳神様こと高宮まりプロをこれでもかと連投させ、たった1年であそこまでの強い剛腕女流プロに育てたコナミに、丸山プロを加入させるのである。

おそらく丸山プロは麻雀を学ぼうにも、コナミ監督の座を奪い取った前原プロからの「飛び立てタンポポ、綿毛のように!」みたいな大雑把な言葉しかもらえず、鬼のように登板させられて、自分で勝手に鍛えられていくだろう。

ドリブンズで学ぶ10年は、コナミなら半年。

おまえら、想像してみろ。
コナミの楽屋、高宮まりプロの膝枕で、耳掃除をされている丸山プロの姿を。わしらが見たかったのは、それではないのか?

どうよッ!?

コナミに奪われたくなかったら、来年はいっぱい丸山プロを登板させろドリブンズ!


「セガサミーフェニックス、獲得希望選手」


コナミと同じく、もうすでに選手が4人いるフェニックス。顔ぶれが充実しているので、抜ける選手もおらず、もちろん追加希望選手もいらない。

しかし。
男性一人のままの、近藤プロが可哀想だ。

なので試合にはまだ出ない育成選手として、一人男性を追加しよう。

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茅森プロの息子さん、りく君である。

とにかく控え室に置いていてもらおう。
茅森プロが登板した時は、ワイプで左下にずっと楽屋の様子を流していて欲しいくらいだ。勝利者インタビューでも抱えていて欲しい。

近藤プロの良き話し相手にもなるはずだ。
アンパンマンのキャラを今のうちに覚えておいていて欲しい。


「U-NEXTパイレーツ、獲得希望選手」


とりあえず、アサピンをクビにしよう。

少なくとも、今期のファイナルの舞台でも、まだアサピンがケツにニポポ人形はさんだようなラスを引き続けていた場合である。それだけ負けて、まだ貴重な選手枠をキープできるなら「Mリーグってなんなの? 天鳳なの?」と思われかねない。天鳳ですら、負ければ落とされる世界だ。

なので、初代天鳳位の意地を見せて欲しいところだが。

ではアサピンがクビになった場合、誰でパイレーツを埋めれば良いか。

もちろん、そこはパイレーツに一番しっくりきて、かつ足りないものを全部持っている男である。

そう、この男だ。


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渋川難波プロである。

昨年のユニフォームを着ているのは「フヒャッ、昨年ボク取っていれば、優勝できたのにな」という皮肉であり、服がダルダルなのは、背が低くて猫背だからである。

そう、今期のMリーグ終盤戦で解説を2度頼まれて、その匠すぎる解説で大喝采を浴びた、渋川難波プロである。相当、解説の鍛錬を続けてきたのだろう。上手すぎる。

はにかんだ可愛い笑顔で堂々と「解説は誰よりも上手いです」と豪語する渋川プロは、勝又解説と多井解説の良いところ取りと言ってもよいくらい、楽しくてわかりやすい。誰も傷つけず毒だって吐ける。

そう誰よりも喋れる男なのである。
そんなヤツが、どこよりも喋れないパイレーツに入るのである。
補強選手として完璧である。


渋川プロの経歴といえば。

広島県出身。Mリーグ選手では一人もいない、中国地方の育ちである。

今より10年前、まだネット麻雀天鳳において、天鳳位が出ないどころか十段達成も厳しかった黎明期、ヒョッコリ現れ、十段まで駆け上がっていった若き天才である。

たまにわしが言う「アサピンは天才」は、ぶっちゃけ空気を読めない彼に対する、皮肉を含めたフォローである。

渋川プロこそ天才のイメージ、アサピンは不器用ながらも勉強を重ねて登っていった秀才である。関係性は、アマデウスみたいなものである。

その後アサピンが、親御さんが頑張って学費を払い続けたおかげで、四浪8年の余裕ある大学生活の時間の中「史上初の天鳳位達成」に成功。しかしその頃渋川さんは「天鳳、だいたい理解した」と、さっさと麻雀プロの世界に飛び込んでしまっていた。

そしてアサピンは雀サクの社長に雇われ、甘やかされながらも天鳳を変わらず打ち続け、二度目の天鳳位達成。
その間に渋川プロは競技の世界でタイトルを取りまくり、気づけば協会のAリーグまで登り詰め、雀王戦の決勝に立っていた。天鳳位になるより全然難しい。

よく「渋川さんが吐いた毒説ネタ」が、プロ仲間で面白ネタとして流れてくる。黒いデジタルよりも黒い。さらにツイッター上で、業界の大先輩の多井プロの発言に「それはどうかと思います」と堂々と反論しに行く、胆の太さもある。

そんな渋川プロは「鉄鳴きの麒麟児」というわしの漫画の闘牌監修を請け負っている。ウヒョ助という「麻雀界隈で一番面倒臭い中年」と8年も組みながら、たった一度のトラブルもないのである。喧嘩の火種がつくようなこともなければ、組んでるわしもノンストレスなのである。

そう、この男、コミュ能力が高すぎるのだ…!

もしアサピンを放牧に出すことがあれば。
馬が元気になって草原から戻ってくるまで、この天才をしばらく眺めてみるのもオススメである。この渋川、上手いのは解説だけではない。

瑞原プロが「Mリーグチームを作ろう」の企画で、1番最初に名前を上げたデジタルの申し子である。フヒャフヒャ笑って人間味あふれながらも、あのコバゴーに匹敵する天才なのである。


「カドカワサクラナイツ、獲得希望選手」


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いきなり、堀慎吾プロをぶっこんでみよう。

わしが水辺の妖怪と呼んでいる、日本プロ麻雀協会で最強の雀王である。でかいタイトルの決勝にも、ワカメでもかぶってきたような髪型で、自然体で現れる。Mリーグ専属メイクのプロが、この妖怪をどう調理できるのだろうか。無理ではないのか?

「あの鈴木たろうよりも強くて、ふてぶてしいのではないか」と噂される、抜群に強いプロである。麻雀遊戯王の人気企画「Mリーグチームを作ろう」のコーナーで、身内びいきの連盟の選手すら、名前を上げてくる鉄強である。最近も麻雀最強戦で藤田社長と競り合い、勝負をわかせたあの妖怪だ。

見ての通り、まったくピンクが似合わない。
沢崎プロよりも似合わない。

彼を加入させると、イケメン、美女、妖怪、妖怪…の布陣が出来上がる。アニメ第3期の鬼太郎でいえば、鬼太郎、夢子ちゃん、こなきじじい、かわうそ…である。勝又先生が似てる方の可愛いカワウソじゃない。

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こっちである。

とりあえず、本当に強いヤツが欲しければ堀慎吾プロなのだが、できるだけ派手なユニフォームじゃないと、かなり見た目可愛くない。

しかしサクラナイツのユニフォームなら笑いになる。
ぜひ魚肉ソーセージのようになった堀プロを見たいものである。


「渋谷アベマズ、獲得希望選手」


とりあえず、4人いるのでそのままで。
せめてマスコットとして、ペットでも飼おうか。
餌のいらないヤツ。

控え室に放置しておいても、大丈夫な電子ペット。

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シーマンだ。


以上である!

これを眺めているMリーグ関係者は、参考にしておくように。サポートも待ってるぞ!

100円くれ、100円!

ご機嫌がよろしい時、気分で小銭を投げていただくと嬉しいです。ただあまり気はつかわず、気楽に読んでくださいませませ。読まれるだけで感謝です。