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睡眠薬を一時的に断ったらわかってきた

仕事が再開したが、1日8時間以上の睡眠をキープすることで大きな体調の崩れはない。それは喜ばしいことなのだが、ひとつ問題があった。午前中、眠気が襲ってくるのである。

睡眠時間はたっぷりとっているはずなのに、いったいなぜ?

いろいろ考えて、ひょっとしたら、睡眠薬の副作用では、と思い至った。そこで試しに、睡眠薬を飲まずに寝てみることにした。ちなみに姫呂は鬱病由来の不眠症を抱えている。

実行したのは先週の日曜日、ちょうど1週間前だ。夜、抗不安薬だけ飲んで、睡眠薬は飲まずに床についた。

その夜は明らかに、いつもより寝つきが悪かった。身体が軽く興奮しているような状態で、1〜2時間くらい経ってようやく睡眠に入った。それで朝まで無事に睡れたかというと、まったくそうではなく、早朝に膀胱が痛くなってきて目が覚めてしまった。トイレで用を足すと痛みは収まったが、次に眠るのにまた時間がかかってしまった。

そしていつもの起床時間になった。覚醒自体はスムーズに行えた。この日の結果を具体的に述べると、就寝時間が22時半、起床が8時過ぎ、Fitbitによる実測睡眠時間は8時間ぎりぎりだった。ただし、睡眠の質は前日よりも低下していた(Fitbitでは睡眠の質も測ることができる)。

しかし、午前中の眠気はまったくなかった。寝つきが悪くなったとはいえ、睡眠時間も8時間はキープできている。体調の崩れもない。このまま断薬を続行することにした。

断薬チャレンジ2日目。この夜も起こったこととしては初日と一緒だった。

異変が起こったのは3日目だった。朝から手足が軽く震えている。止まらない。めまいもする。眠気はないものの、つらい。これはいかん。

即座にチャレンジを終了することにした。その夜からまた睡眠薬を飲みはじめた。すると、寝つきがよくなるかわりに、午前中に眠気が発生するという以前の状態に戻った。上述した体調の異変もなくなった。

断薬を試してみてわかったことは、やはりいきなり睡眠薬を断つのは不可能だということ。一方で、睡眠薬の副作用のことも肌で感じられた。

もちろん、将来的には睡眠薬を飲まなくても普通に眠れることが理想だ。医師と相談しながら、徐々に薬の量を減らしていくのがベストだろう。要するに、セオリーどおりにやれということだ。

しかし……Fitbitは本当に便利だ。これのおかげで睡眠と体調の関係を知ることができる。不眠症を患っている人間には必需品ではないだろうか。


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