闇を愛し、ストレスを受け入れる

最近、ストレスへの対処法を調べている。いや、最近でもないか。ストレスについては、数年前から事あるごとに調べてきた。

現在は、「レジリエンス」という方面からアプローチを試みている。レジリエンスとは、心の傷から回復する力のことだ。このレジリエンスが高いほど、ストレスからの回復も速い。

レジリエンスを学ぶために、本を読んだり、ネットの記事を検索したりしている。とにかく必死だ。

なぜか。先月から新しい仕事をはじめたからだ。仕事の内容自体は問題ないのだが、僕は環境が変わってしまうと、どうしても不安とストレスが増大してしまう。

早く新しい環境に慣れたい。仕事を続けてお金を貯めたい。人生を豊かにしたい。そういった理由から、レジリエンスを勉強しはじめた。

僕はストレスがすぐに体調不良につながってしまう。うつ病と不安障害のせいだ。頭痛、胸の痛み、激しい疲労感……これらのせいで、仕事中つらいだけでなく、休日も楽しめないことが多い。

今の人生は、正直に言ってつらい。

ストレスは捉え方で変わる。そう本に書いてあった。たとえば、「ストレスは健康に悪い」と思っていると身体に害となり、逆に「健康には問題ない」と思っていれば、その通り、問題なくなる。病気を気にしすぎている人のほうが、かえって病気になりやすいというのと同じ理屈だろう。

一番の問題は、ストレスを避けてばかりいると、ストレス耐性が身につかないことだ。当然だが、ストレス耐性が高いほど、レジリエンスも高い。

僕は生まれたときから不安に敏感な性質だった。そのせいでストレスを避けがちだった。今思えば、だからこそストレス耐性が身につかなかったのかもしれない。

日々のなかで発生するストレスが、自分を強くすると信じよう。ストレス耐性を身につけよう。そうすれば体調不良も減るし、人生も豊かになっていくはずだ。

とはいえ、あえてたくさんのストレスを受ける必要はない。いくら捉え方で変わるといっても、やはり限界はある。それに、そもそもストレス自体の苦痛が変わるわけではない。

ストレスを受け入れるとは、この苦痛を受け入れることだ。苦痛、つまりは闇。闇を愛することが、自分を強くすることにつながるのかもしれない。

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