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春の夜に茹でて焼いたら混ぜこんで|たけのこ

「竹の子」とは初夏の季語でありますが、3月中から孟宗竹がぽつぽつ出荷され始めますね。
私も今春は5日に1本のペースでたけのこをやっつけておりました。
今までは「たけのこ (変わり種)(煮物以外)」など検索してレシピを思案していましたが、パターンを作ったので残しておきます。もう迷わないぞ。

下準備

唐辛子1本と糠漬けの足し糠をレンゲ3杯分投げ込んで40分~2時間煮込む。皮は4枚だけ剥ぐ。根元が硬い・赤いブツブツがあったら2時間コース確定。イーブイのしっぽみたいな形の奇麗なものに出会うと喜びます。茹で過ぎじゃない?ってくらい茹でる。アクが強いので油断すると体がエラーを起こしてしまうので。なおガス代は…😇

汁物

たけのことわかめの味噌汁は言わずもがな、チンゲン菜とたけのこの卵スープ、ミネストローネに足してもいい。和洋中どこに出しても恥ずかしくない子。良い意味で存在感が強くないのでどの汁物に入れても「これはありかもしれない」の感想になるってすごい食材ですよね。

メンマ風炒め物

たけのこの根っこのほうは全部これにしちゃう。え?中国のたけのこは発酵するタイプだけど日本のたけのこは5日間ぬか床に漬け込まなきゃいけない?それは偽物メンマ?そんなこと、やってられるか~~~!!
たけのこといえば→メンマ!の発想から毎年メンマを作った…でもなんかイマイチ…何回挑戦しても、つくれぽ100も調味料企業の公式レシピも個人ブログも目を皿にして探しても見つからなかった、明け方の街桜木町で、急行待ちの踏切あたり、そんなとこにいるはずもないのに…
そもそも前提が違っていたのだ。『私の一番好きなメンマ』はくるまやラーメンのメンマなのだ。店舗によって違うかもしれないけど。にんにくと醤油の効いた、ラーメンに合うメンマだ。このレシピは再現度が高い。結構にんにくの効いているメンマなので大人向けだし好みの別れるものだと思う。みじん切り玉ねぎや白髪ねぎと一緒に保管するといい。おいしいよ。

色は薄め、味は濃い

混ぜ込みご飯

炊けばええやん。いや本当そうなんですけど。炊き込みご飯後の洗い物って面倒で…😩
たけのこの上部分+油揚げを酒・みりん・出汁・醤油で甘辛く煮て混ぜるだけでございます。鶏肉、人参、大葉、万能ねぎ、胡麻など追加で色々入れても美味しいし、具沢山混ぜご飯ならおかずをたくさん用意しなくてもいい気がしませんか。ご飯を炊いている間に10分以内で作れるところもポイント。調味料の配分が面倒なら薄めためんつゆのみでもいけます。
炒め物・煮物・漬物…色々加工しましたけどやっぱりお米と一緒に食べるのが一番いいな~と思います。ちなみにたけのこじゃなくてもきのこでも代用できます。(きのこの混ぜご飯)お米は偉大。

上のほうだけ使う🎍
たけのこ(下部分もあり)、人参、椎茸、油揚げ

漬物

比較的新鮮なものの時だけ作ります。朝採れ〜丸一日くらいが理想。
下処理の終わったたけのこを昆布とみりん・めんつゆに漬けこんで2日置くとうま~~い漬物が出来ます。みりんを煮切ってつかう=保存液加熱済ということで5日間くらいならもつんじゃないかな。あっさりが好きなら早めに召し上がってください。3日おくと少ししょっぱいお漬物になります。色も真っ茶っ茶です。塩分!という色になっちゃいますが、これはこれで美味しいです。

今年も良い試合だった!ありがとう、さらばたけのこ!という気持ちで書いています。

でも知っています。
来年までもう出くわさない♪フフン♪と思っているとひょっこりやってくることを…。
(淡竹、苦竹たちが来ても狼狽えないっ)

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