「リセット/垣谷美雨」を読んで感じたこと
このところ、ネトフリで、ブラッシュアップライフをちまちま観てたんですよ。面白かったなぁ〜。やっぱバカリズムは天才だわぁ〜。
その間に読んだこの作品も、大まかにはこっち系でした。
デパートの催事でたまたま再会した47歳の知子と薫と晴美。彼女達は同じ高校を卒業したけれども当時は特に親しくはなく顔見知り程度の同級生でした。共通点は現状に不満を抱えているということ(←この時点では3人は気づいてないけど)。
ちょっとお茶にと入ったお店でまさかのタイムリープで、高校3年生にリセットされるのです。
見た目は18歳中身は47歳の彼女達、思い出と同じことがリプレイされ、その都度、18歳ではわからなかったことが見えて反省したり、人生を変えようと選択を変えたりと必死に生き直してました。
しかし、生き直しても、やっぱりどこか不満が出てくるのです。
無事元の世界に戻れた後に3人の人生に対する姿勢が変わったのが心地よかったです。合計60年以上生きて学んだようです。
「もう今の人生から逃れられないってことだね」
「腰を据えて人生やっていくしかないわね」
この言葉が気持ちいい。
隣の芝生は青く見えるってことですね。
一度しかない人生は自分が満足いくように大事に生きなきゃなと思わされました。
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