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アミガサタケ間に合った

朝7時。聞き慣れた目覚ましの鬱陶しさでなんとか覚醒しました。前日は5時まで起きていたので、2時間しか寝ていません。極端なロングスリーパーからするとかなりしんどく、起きるのが苦痛すぎますが、今日は友人とアミガサタケを探す約束をしていたので、何としてでも起きなければなりません。

今回の目的はアミガサタケの生態写真を撮ることです。3週間ほど前に黒いアミガサタケ(ブラックモリーユ)を撮りましたが、それから少し時期がズレると、今度は傘が黄色いイエローモリーユのシーズンになります。アミガサタケの発生時期はとても短く、一週間でもピークを逃すと新鮮な個体には出会えません。そのためこの日を逃すと、今年はもうアミガサタケ(黄色)の良い生態写真を撮れない可能性がありました。しかも今日は午後から他の用事があったので、朝しかチャンスがありません。夜ふかしを後悔しながら気怠い体に鞭打って顔を洗い、冷たい水を飲んで車を出しました。

友人との集合時間にはギリギリ間に合いました。いつも僕は必ず遅刻するのですが、彼は寛大な心でそれを許してくれていたので、彼のことは陰でナニワの生き仏と呼んでいました。しかし以前、ナニワの生き仏も振りかぶって殴るほどの大遅刻(2時間)をぶちかましてしまったので、それ以来流石に気をつけるようにしています🙏

現地に着くと、早速何本ものアミガサタケが出迎えてくれました。やや古くなった個体も数本あったので、シーズンとしては本当にギリギリだったと思います。

黄色いアミガサタケ、イエローモリーユ

以前撮ったブラックモリーユは生えている場所がバラバラで散在的だったのですが、イエローモリーユは1箇所にまとまって生えていました。これは恐らく生態が、植物と共生する菌根菌的か、そうでない腐生菌的かによって変わっているのだと思います。ここではイエローはコナラの木の周りに集中して生えていました。コナラの根っこと菌糸が地下で繋がっているのだと思います。アミガサタケには沢山の種類があるので、種類によって植物と共生するかどうか異なるのでしょう。

太陽光があたって良い感じ

例によって広角とマクロで思う存分撮ったら、古めの個体は来年のために残して数本採取しました。前回はリゾットにしたので、今度はパスタか何かに入れて食べようと思います。
イエローはブラックに比べて味が落ちるらしいので、それも比べてみるのが楽しみです。

fin.

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