KATAMASA(人の動きラボ代表/脳卒中片麻痺 動きの学習)

マサ(人の動きラボ代表/脳卒中片麻痺 動きの学習)

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改めて代償動作を考えてみる

理学療法士としての主な仕事は、出来ない動作、苦手な動作を改善していく事なんですが、当然のことながら臨床してると様々な動作を見ます。 そして、障害を負った方々の動作はその人がかつて行っていた動作ではなく、いわゆる代償動作といわれる本来とは違う動作になっています。 セラピストとして代償動作を見ると修正したくなるのが性ですが、そもそも代償動作とは何なのでしょうか? 代償動作があれば修正すべきなのでしょうか? 代償動作について考えてみたいと思います。 代償動作の代償って?そ

    • 機能が歪むとはどういう事か?

      「機能は歪むのか?」 整体をしている知人の柔道整復師との会話で出てきた疑問。 構造が歪むのは分かる、機能が歪むとはどういう状態を言っているのか? その時は答えが出なかったが自分なりに考えてみる。 ・・・・・・ 機能と構造は相互作用する。 良い言葉です。 構造は身体、機能は動きといえる。 機能とは、動きそのもの。 水や空気の様な実体はあるが輪郭はなく、形として取り出せないもの。 一方、 構造とは、身体。 建物の様な輪郭があり、外と内とを区切る事で形を作る

      • 飽きないことで脳は学習し、飽きることで脳は学習を止める

        リハにおいて、いつも同じルーティンのプランを実施し続けているセラピストっています。 そして同じ内容のリハはそれを実施しているセラピストも、そのリハを受けている相手も飽きている可能性があります。 お互いが飽きてしまっているリハに意味はあるのでしょうか? そもそもリハの目的は「出来ない事を出来るようにする」「今の方法とは違う、より質の良い方法を身に付ける事」です。 つまり動作の学習です。 運動学習の観点からすると、飽きたところから次の展開は広がりません。 脳は刺激に対

        • タッチとハンドリング

          私たちの仕事は、相手に触れる事がほとんどです。 全く触れないという事はほとんどありません。 可動域訓練、感覚訓練、動作訓練、介助などあらゆる場面で相手に触れます。 この時、触れかたが繊細であればある程良質な変化がでます。 雑に扱うと悪い変化が起きます。 ここではタッチとハンドリングについて説明します。 タッチとは大きな違いとして、タッチは「相手の状態についていく」 ハンドリングは「相手についてきてもらう」 この違いです。 先ずタッチについて。 タッチで重要

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        • 臨床技術論
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